超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~
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第二百十四話 外山リキ その2
第二百十四話 外山リキ その2
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。
元断罪者の外山リキは以前から密かに思いを寄せいていた、美少女・霧島イズミに、イズミの母親の再婚相手の殺害を依頼される。
再婚相手の殺害に成功した報酬として、イズミとの結婚を提示された外山リキは、イズミがスケッチブックに書いたイラストを見て、イズミが断罪者(社会不適合者)であることを教える。
そのイラストがコレ↓だ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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自身が断罪者(社会不適合者)であることを知らされたイズミはリキに激怒するも、リキは冷静にイズミがもし断罪者(社会不適合者)であれば、イズミ自身の手で母親の再婚相手を殺害したほうが、死刑にならずに済むと説得する。
リキはイズミが本当に断罪者(社会不適合者)であるかどうかを確認するために、リンクセンターの訪問を提案した。
例の橋の上でイズミと別れたリキは自宅に帰宅する。
リキは家でゲームをしている妹に話しかける。
「俺、明日、東京に出かけるからさ、帰り、ちょっと遅くなるかもしれん」
「え~じゃあ、夕飯いつもより、遅くなるの?」
「もし、待てなかったらコンビニでなんか買ってこいよ」
「やだ、お外出たくない!」
リキの妹・マキは、以前リキが殺害した父親の『いじめ』のせいで、人間不審になり、ずっと家に引きこもっているのだ。
「じゃあ、金置いとくからさ、なんか出前でもとりな」
「うん...わかった...」
「今日はちゃんと風呂入れよ」
「その前に、ごはん食べる」
「また、そんなこと言って、メシ食ったら、すぐ寝るつもりだろ!」
「お風呂嫌い!」
「そんなんじゃ、いいお嫁さんになれないぞ!」
「引きこもりがどうやって結婚するのよ!」
「あ!結婚で思い出した!俺さ、今日さ、女の子に結婚してあげるって言われた!」
「ふ~ん、で、今日の夕飯のメニューは?」
「おい、真面目に聞けよ!」
「救急車呼ぼうか?」
「でも、その結婚の条件がさ、女の子の母親の再婚相手を殺すことなんだ...」
「じゃあ、実質、結婚するの無理じゃん...」
「マキは無理だと思うか?」
「うん、だって、もうお兄ちゃんは断罪者(社会不適合者)じゃないんだよ、今度、人を殺したら、死刑になっちゃうよ、死刑になったら結婚できないじゃん。お兄ちゃん絶対騙されてるよ」
「そうなんだよな、多分...だってさ、その女の子、断罪者(社会不適合者)なんだぜ、どうせ一時の気の迷いだよな」
「それで、明日、その女と東京にデートに行くの?」
「ちげーよ、リンクセンターに行って、本当にその子が断罪者(社会不適合者)か、どうか、石間さんに確かめてもらうんだ」
「ああ、あの狂撃波動とか言ってる中二病のおっさんね」
「石間さんは中二病じゃないよ、その証拠に、俺は断罪者(社会不適合者)から正常な社会人に戻れた...」
「でも、私にはお兄ちゃんがその女に取り憑かれて、正常な社会人から堕落し始めているようにしか見えないけど...」
「やっぱり、明日、イズミに会うのやめたほうがいいのかな?」
「別に私は止めないよ、私が今、こうして生きていられるのは、お兄ちゃんが人殺しになってくれたおかげだからね、そう、どうせ私にお兄ちゃんを止める権利はないんだから...でも、ちゃんと帰ってきてね」
「おう、任せろ!」
次の日。
リキとイズミはリンクセンター石間の前にいた。
次回予告 外山リキ その3
後書き
次回もお楽しみに
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