八条学園騒動記
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第六百八十四話 連合一の大食の国その三
「言われるとか」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そう言われてな」
「それでなんだ」
「実際にな」
「ダイエットしているんだ」
「日本人より痩せようとな」
「もう何でも日本なんだね」
「そうだな、俺は違うがな」
洪童は自分のことも話した。
「そんなお国柄は嫌だしな」
「日本ばかりっていうのは」
「韓国は韓国でな」
そしてというのだ。
「日本は日本だな」
「そう考えているからだね」
「だからな」
その為にというのだ。
「この学校にもいるしな」
「八条学園にも」
「日本の学校にな、日本がなくてもな」
そうであってもというのだ。
「韓国はあるんだ」
「そうだからだね」
「日本にこだわることはないんだ」
こう言うのだった。
「別にな」
「はっきり言ってそうだよね」
トムもその通りだと答えた。
「極論すればね」
「そうなるな」
「うん、そしてね」
それでというのだ。
「韓国にとってもそう考えた方がいいね」
「そうだな」
「洪童は正しいよ」
彼についても述べた。
「本当に」
「それは何よりだ、言ってくれて嬉しいぜ」
「けれど韓国人って連合一食べるっていうのは」
「事実だな、兎に角食うぞ」
洪童はまた答えた。
「本当にな」
「そうだね」
「ああ、けれど別にいいことかっていうとな」
「それで?ってなることだね」
「どうということはないだろう」
こうトムに話した。
「それが宣伝になってもな」
「宣伝にはなるんだ」
「ああ、それでお前の話は聞いてるからな」
洪童は真面目な顔で返した。
「カナダを目立たせたいんだな」
「どうにかね」
「それでメジャー国家にしたいんだな」
「存在感のある国にね」
その通りだというのだ。
「そう思ってるよ」
「それなら宣伝したらいい、大飯喰らいのこともな」
「洪童としてはそれで?でも」
「ああ、それがそれになるならな」
宣伝にというのだ。
「やってみろ」
「そうするね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「目立つんだ、応援するぞ」
「有り難うね」
「礼には及ばない、クラスメイトが頑張るならな」
それならというのだ。
「応援するのが筋だろう」
「クラスメイト、友達だから」
「ましてそれで仲が悪くないならな」
それならというのだ。
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