ハッピークローバー
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第六十三話 合宿の朝その十
「この通りよ」
「すっきりしたわね」
「お酒抜けてるわね」
「そうなったわね」
「ええ、熱いサウナに入って」
そこで汗をかいてというのだ。
「水風呂にも入ったらね」
「そうしたらよね」
「本当にお酒抜けるわよね」
「どんな酷い二日酔いでもね」
「死にそうになっていてもね」
「汗かいたら」
そうすると、とだ。一華はさらに話した。
「すっきりするわね」
「嘘みたいにね」
「やっぱり二日酔いにはお風呂よね」
「サウナでも湯舟でも」
「汗かいてね」
「それでお酒抜くことよね」
「身体も洗えるしね」
一華はお風呂のこのことも話した。
「いいわよね」
「そうそう」
「そのこともいいのよね」
「それで皆お酒抜いたし」
「後はね」
「朝ご飯の時間になったら」
その時にというのだ。
「食べましょうね」
「このホテル朝食はビュッフェなのよね」
「和食も中華もあってね」
「当然洋食もあって」
「豪華らしいわね」
「そうなのね、じゃあ楽しみね」
一華は部員達の話を聞いて笑顔になった。
「朝はしっかり食べないとね」
「そうなのよね」
「朝ご飯抜くとしんどいわよ」
「やっぱり三食しっかり食べないと」
「朝だってね」
「そうよね、だから食べましょうね」
一華は笑顔で言った、そして実際にだった。
朝食の時間になると仲間達と一緒にホテルの大食堂に出た、すると実際に朝食はビュッフェ形式になっていてだった。
茹で卵にトースト、サラダにソーセージにヨーグルトと洋食で統一してだった。
一年の女子バスケ部の面々と一緒に楽しんだ、そこでだった。
楽しく食べはじめてだ、笑顔で話した。
「本当に美味しいわね」
「そうよね」
「晩ご飯も美味しかったけれど」
「朝ご飯もいいわね」
「そうよね」
「私は洋食だけれど」
一華は自分の食事の話もした。
「それでもね」
「和食も美味しいわよ」
「中華もね」
「卵焼きにお味噌汁もいいし」
「御かゆや茶卵も」
「どれもいいわよ」
「そうよね、すっきりしてね」
サウナに入ってというのだ。
「それでね」
「美味しい朝ご飯も食べて」
「そうもしてね」
「余計に気分いいわね」
「気分爽快よ」
「本当にね、ただね」
ここで一華は他のテーブルも見回した、すると男女共にカレーを食べている子が多いのでそれで言ったのだった。
「カレー食べてる人多いわね」
「あっ、確かに」
「イチローさんね」
「あの人の影響ね」
「そうよね」
一華もそれはと応えた。
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