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ドリトル先生とタキタロウ

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第五幕その五

「魚群探知機に反応があると確信していたけれど」
「それでもだね」
「実際にあってだね」
「先生も嬉しいんだね」
「実在が間違いないと自分の調査でわかって」
「嬉しいよ、それではね」
 笑顔でさらに言う先生でした。
「他の場所からも調べていこう」
「そうするんだね」
「今日は」
「これからもなのね」
「是非ね」
 こう言ってでした。
 先生は船を動かして魚群探知機での調査を続けました、そうしてお昼には岸辺に戻ってお昼ご飯にしますが。
 お握りにお野菜とスパムを炒めたものそれに卵と玉葱ともやしの簡単なスープをスタッフの皆と一緒に食べながらです。
 先生は午前中の調査のことをスタッフの人達にお話しますとどの人も目を輝かせてそのうえで言いました。
「それはいいですね」
「全くですね」
「やっぱりタキタロウはいるんですね」
「実在しますね」
「はい、そして」 
 先生はお握りを食べつつお話しました。
「お魚自体もです」
「多かったですか」
「そうでしたか」
「今回の調査は」
「はい」
 そうだったというのです。
「また調査しますが」
「それは何よりですね」
「やはり数が多いことに越したことはないですね」
「お魚も他の生きものも」
「そうですね」
「はい、ただ多過ぎますと」
 この場合についてもお話する先生でした。
「やはりです」
「問題ですからね」
「そこは注意して」
「程々がいいですね」
「何でも程々ですね」 
 先生は野菜炒めの中のキャベツを食べつつ言いました、その他には人参や玉葱それにもやしやピーマンもあります。
「やっぱり」
「そうです、それはです」
「保たないといけないです」
「いない場合も問題ですが」
「いる場合もです」
「そうですね、増え過ぎるとかえって環境を破壊します」 
 そうなってしまうというのです。
「そうなりますから」
「それは淡水でも同じですからね」
「他の地域と」
「お魚も他の生きものもです」
「増え過ぎると問題です」
「どうしても」
「ですから」
 その為にというのだ。
「僕もほっとしてしています」
「程々の多さで、ですね」
「どのお魚も」
「それで、ですね」
「そう思います、そしてです」
 先生は今度は炒められたスパムをお握りのおかずにしました、塩胡椒で簡単に味付けしているのがかえって美味しいです。
「他の生きものもです」
「はい、調査していきましょう」
「そちらも」
「そうしていきましょう」
「そうしましょう、それとです」
 先生はさらにお話しました。 
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