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八条学園騒動記

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第六百八十一話 料理チャンネルその五

「だからね」
「そこからも目立たないんだね」
「韓国みたいにね」
「というか自己主張がね」 
 シッドはカナダはこの分野はと話した。
「しないよね、我が国」
「それはそうね」
「今回お話してるけれど」
「そうよね」
「目立たないこともね」
「そうした個性であると共に」
「自己主張をしないことも」 
 このこともというのだ。
「問題だね」
「言わないこともね」
「アメリカや中国なんて主張しまくって」
「本当に目立ってるわ」
「そういうのを見たら」
「我が国も」
 メアリーも話した。
「自己主張ね」
「僕達もその為にチャンネルはじめたし」
「それじゃあね」
 是非にというのだ。
「カナダ市民百億と」
「政府がね」
「全力でよ」
「自己主張だね」
「宣伝よ、そうしていったら」
 どうなるかと言うのだった。
「徐々にでもね」
「カナダはメジャーになれるね」
「絶対にね」
 そうだというのだ。
「そうなるわ」
「ううん、努力だね」
「そうよ、ナチスだってね」
 またこの組織の話をした。
「必死によ」
「宣伝に努力したね」
「だから今もよ」
「歴史に名を遺してるんだね」
「悪名もあるけれどね」
「ナチスの宣伝って参考にすべきだってね」
 トムはここでこう言った。
「お姉ちゃんは思うんだね」
「そうよ」
 メアリーは否定せず答えた。
「ナチスは大嫌いでもね」
「まあ好きな人いないね」
「連合ではね」
 エウロパでは違う、批判すべき部分はあるがそれでも全般的にナチスはエウロパでは肯定されて評価もされているのだ。
「そうよね」
「それでもだね」
「そうよ、悪い人達でもね」
「いいところはだね」
「評価して」
 そうしてというのだ。
「お手本によ」
「すべきなんだね」
「だから」 
 そう思うからだというのだ。
「ナチスの宣伝はね」
「お手本にすべきなんだ」
「そう思うわ、それとね」
「それと?」
「私この前ソ連のポスター見たけれど」
「ああ、共産主義の」
「そのポスターがね」
 プロレタリアアートの一環として知られているそれはというのだ。
「またね」
「いいんだ」
「検索したら出るわよ」
 ソ連のポスターはというのだ。 
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