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ハッピークローバー

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第四十九話 ラフな格好をその十

「想像しただけで怖いです」
「そうよね」
「エース、中継ぎエース、ストッパーと」
「主砲もね」
「トップバッターの人もキャッチャーの人も」
「そこから何人かいなくなったら」
「地獄です、阪神今は三番から七番までパワーヒッターですが」
 つまり長距離打者だというのだ。
「そこから二人抜けても」
「かなりの痛手でしょ」
「本当に」
「だからまずはね」
「怪我しないことですね」
「スポーツ選手もそうで」
 それでと言うのだった。
「私達もよ」
「怪我しないことですか」
「そして病気もしない」 
 怪我だけでなくというのだ。
「こちらのこともね」
「大事ですね」
「身体が頑丈で」
 スープの冷え具合を見つつ話した。
「そしてね」
「怪我にも病気にも注意する」
「それが一番よ」
「誰でもですね」
「部活だってね」
 こちらもというのだ。
「普通に出てこそでしょ」
「やっていけますね」
「興味がなくなって辞めたりさぼるのはそれはそれで」
「今お話してるのとは別問題ですね」
「また興味が出たら再開すればいいし」
 戻ればといいというのだ。
「興味がなくなったままだとね」
「そのまま離れていいですね」
「ええ、けれどしたいなら」
 部活をというのだ。
「やっぱり健康だとね」
「万全に出来ますね」
「そうしたものだから」 
 それ故にというのだ。
「私達もね」
「ちゃんと怪我や病気には気をつけることですね」
「そうよ、だから切ったり火傷には」
 こうしたことにはというのだ。
「気をつけて」
「そうしていきます」
「そういうことでね、じゃあ麺も茹でて」
「それまでにスープ冷えますね」
「かなりね」 
 まさにとだ、スープの冷え具合を味見して確かめて答えた。
「今の時点でね」
「氷かなり使ってますしね」
 スープの入った鍋を冷やす水の中に相当入れている。
「それじゃあですね」
「冷えるのも当然よ、しかもね」
「氷水にお塩入れてますしね」
「こうしたらね」
 氷水に塩を入れると、というのだ。
「余計によ」
「冷えますね」
「だからシロップを入れた容器の周りにね」
 そこにというのだ。
「お塩入れた氷水入れるとね」
「シロップがすぐに凍って」
「そうなってね」
「アイスキャンデーが出来ますね」
「お手製のね」
「そうですよね」
「前の部活で作ったけれど」
 アイスキャンデー、それをというのだ。 
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