ハッピークローバー
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第四十七話 大人の服装はその二
「全然平気よ」
「そうですか」
「全くね」
こう一華に言うのだった。
「私はね」
「そうですか、ただ」
一華は店長に言った。
「今普通に襲われるとかお話してますよね」
「ええ、付き合ってるからね」
「もうそれ込みで着られてるんですね」
「そうよ、他の人なら兎も角」
「彼氏さんならですか」
「お互い二人きりなら何時でもいいって言ってるし」
それでというのだ。
「問題なしよ」
「それはそうですが」
「まだ何かあるの?」
「そうしたこと普通ですか、することも」
「付き合ってるならそうでしょ」
「普通じゃないですよ、手を握ることだって」
一華は顔を真っ赤にして言った。
「物凄く恥ずかしいのに」
「えっ、一華そこまでいったの」
富美子は一華のその言葉に驚いて言った。
「私なんてまだなのに」
「私だってそうよ」
「私もよ」
留奈と理虹も言っkた。
「そんなのね」
「とてもよ」
「物凄く恥かしいっていうか怖くて」
「手を握るなんてね」
「ちょっとね」
「出来ないわよ」
「そこまでよ、私だってキスとかはね」
一華は三人に貌を赤くさせたまま反論した。
「まだだから」
「それでも手を握ったのよね」
「凄いわよ」
「もうそれだけいったなんて」
「いや、それ高校生の時というかね」
店長は言い合う四人にクールに述べた。
「付き合いはじめてでそのうちよ」
「キスもありますか」
「相手のお口に舌を入れてよ」
留奈に笑って話した。
「舌と舌を絡み合わせるのよ」
「ディープキスですか」
「それが普通になるのよ」
「大胆ですね」
「大胆じゃないわよ、付き合ってそうしたことしたら」
そこまでの関係に至ればというのだ。
「キスはよ」
「ディープキスですか」
「それが普通になるのよ」
「凄いですね」
「凄くないから」
店長はそのことも断った。
「別にね」
「そうなんですか」
「そしてそこから先もね」
ディープキスからというのだ。
「普通によ」
「なるんですか」
「そうよ、まあそれも経験を積んでいったら」
そうすればというのだ。
「普通になるのよ」
「そうですか」
「あの、何か信じられないんですが」
理虹は今の自分の中で思っていることを述べた。
ページ上へ戻る