八条学園騒動記
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第六百八十話 食べてみてその七
「それでよ」
「広告収入入るでしょ」
「そうなるね」
「これが結構なもので」
その広告収入はというのだ。
「それで暮らしている人もいるでしょ」
「それも一人じゃなく家族で」
「だからね」
それでというのだ。
「広告収入もよ」
「入るんだね」
「人気が出たら」
そうなればというのだ。
「私達の生活費もよ」
「増えるんだね」
「そうなるわ」
このことも期待出来るというのだ。
「このことも期待出来るわ」
「その通りだね」
「そう、だから」
「動画チャンネルの宣伝はいいんだね」
「あと時々カナダの紹介もね」
「するんだ」
「そうしていって」
メアリーはトムに話した。
「カナダを知ってもらうのよ」
「いい国だって」
「そうよ、お料理も実は美味しくて」
「他にもだね」
「いいものも一杯あるって」
「連合の皆に知ってもらうんだ」
「勿論人気が出るかどうか」
肝心のこのことはというと。
「わからないわ」
「実際にどうなるか」
「やってみないとね、それで最初はね」
動画を投稿したての頃はというのだ。
「どうしてもよ」
「誰も観ないね」
「たまたま観る人がいる位よ」
そうした状況だというのだ。
「誰だってね」
「そんなものだね」
「最初から動画どんどん観られるとか」
こうしたことはというのだ。
「有名人がはじめないとね」
「それで宣伝しないと」
「駄目よ」
そうだというのだ。
「一般人がはじめると」
「どうしても最初はね」
「無名だから」
それ故にというのだ。
「本当に殆どよ」
「観られないね」
「そこをよ」
最初は無名だがというのだ。
「動画をあげてその内容がよくて宣伝もしたらね」
「人気が出るね」
「そうなるのよ」
トムにこのことを話した。
「やっぱりね」
「それも努力だね」
「努力なくして」
まさにというのだ。
「何もないわよ」
「それはそうだね」
シッドもそれはと頷いた。
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