ハッピークローバー
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第四十五話 アルバイトに部活にその十二
「不幸になるわ」
「そうよ」
まさにというのだ。
「だからね」
「付き合って」
「それからね」
それでというのだ。
「もうそんな奴とわかったら」
「別れるべきね」
「若し付き合うことになってもね」
その場合もというのだ。
「もうね」
「別れることね」
「そうよ」
理虹は言い切った。
「絶対に私達に何かあっても助けないわよ」
「自分は助けろと言っても」
「それでもね」
「私達が困っても」
「若しテロリストや通り魔に狙われても」
そうなってもというのだ。
「私達を見捨ててね」
「自分だけ逃げるのね」
「そうよ、そこまでの馬鹿になるべきでもないし」
「なるのなら」
「それならね」
それこそというのだ。
「人生見詰め直すべきよ」
「本当にそんな奴と付き合ったら駄目ね」
一華もそれはと頷いた。
「人の為に何かする筈がないからね」
「自衛官やお巡りさんとは違って」
「もう自分だけでね」
「人には何もしないわね」
「若しそんな奴と付き合ったら不幸せになるし」
「あれよ、お店に雇う様ならね」
それならというのだ。
「そのお店危ないわよ」
「そんな馬鹿雇う位なら」
「相当人を観る目がないから」
理虹は一華に話した。
「そうだからね」
「相当変な店員さんばかりで」
「だからね」
そうなっていってというのだ。
「本当にね」
「そのお店も危ないのね」
「すぐにね」
それこそというのだ。
「潰れるんじゃないの?」
「そこまで危ないのね」
「多分ね」
「まあそんな馬鹿な店員さんがね」
かな恵も言った。
「お仕事が若し出来てもね」
「絶対に馬鹿なことやるわね」
一華はかな恵に応えた。
「お店でも」
「それで他の店員さん達もね」
「馬鹿な人ばかりで」
「馬鹿な事態になって」
「潰れるわね」
「そうなるわよね」
「まともな店員さんがいないなら」
これ以上はないまでに愚かな者ばかりならというのだ、経営にも人を観る目が必要ということである。
ページ上へ戻る