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八条学園騒動記

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第六百七十九話 調理に入りその七

「一体」
「世紀末救世主のだよ」
「ああ、聖帝?」
「あのキャラでね」
 この作品もこの時代では連合全体で描かれている。
「そんなことしてたね」
「ええ、今日の料理は口に合わないと言って」
 メアリーも思い出して答えた。
「それでね」
「テーブル足でひっくり返して」
「お料理もそうしたわね」
「そうしていたね」
「しかも核戦争の後で」 
 原作ではそうだったがこの時代では設定は様々だ、大震災後だったりもする。
「食べものないのに」
「それでそんなことしたね」
「さっき話した糞親父もね」
 野球漫画の彼もというのだ。
「貧乏で贅沢出来ないのに」
「ちゃぶ台ひっくり返したし」
「聖帝も」
「まあそんなことしたから」
 シッドは言った。
「最後やっつけられるんだよね」
「大抵そうよね」
「まあ死に方いいけれど」
「恰好いいけれどね」
「あのシリーズってモヒカンは扱い酷いけれど」
 トムも言ってきた。
「恰好いいキャラは立派に死ぬんだよね」
「その法則あるわよね」
 メアリーもそれはと答えた。
「やっぱり」
「そうだよね」
「本当にモヒカンは酷いわね」
「ギャグみたいな殺され方だね」
「いつもね」
 このことはシリーズ全ての作品で共通していることだ。
「それこそ」
「それで無惨に殺されて」
「ネタになるのよね」
「主人公も遊びみたいに殺すから」
 モヒカンについてはだ。
「それも無表情で」
「助ける気ないしね」
「痛いか?助かりたいか?でね」
 メアリーはシリーズの名台詞の一つを話した。
「駄目だなでね」
「ぶすりだからね」
「そうするか爆発させるか」
「結構何で殺すって時あるし」
「相手が悪党でもね」
「けれど恰好良いキャラはね」
「食べものを粗末しても」
 それでもというのだ。
「恰好良い死に方になるのよね」
「本当にそうだね」
「けれど本当に食べものは粗末にしないことで」
「文明も否定しない」
「それが大事よ」
 何と言ってもというのだ。
 
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