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ハッピークローバー

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第四十四話 夏休みがはじまってその十一

「そうでしょ」
「あの、水着の上にエプロンも」
「かなりエロいです」
「下着の上にエプロンと同じで」
「それもまた」
「重k的過ぎます」
「ここにいたら見えるのはあんた達だけでしょ」
 ここでも笑って言う店長だった。
「そうでしょ」
「それはそうですが」
「もっと言えば私達レズじゃないです」
「そっちの趣味はないです」
「じゃあいいわね、私もレズじゃないわよ」
 五人にくすりと笑って述べた。
「言っておくけれどね」
「まあ否定はしないですが」
「そうした趣味でも」
「私達は違っても」
「私もよ。ただ私の水着姿にむらむらときたら」
 五人をからかう様にしてこうも言ってきた。
「そういうことに使う位はいいわよ」
「使いません」
「そうした趣味ないですから」
「別に」
「あんた達が男の子ならどうかしら」
 店長は笑ったまま今度はこう言ってきた。
「そうだったら」
「わからないですよ、そんなの」
「私達女の子ですから」
「ちょっと性別変わるとか」
「そうしたことは」
「想像もしたことないです」
「その時はいいのよ」 
 その五人に笑ったまま話した。
「使う位ならね」
「そうしたことにですか」
「いいんですか」
「だって自然なことだから」
 それ故にというのだ。
「そうしたことはね」
「男の子はですね」
「もう興奮したら」
「その時はですね」
「私の彼氏なんて凄いのよ」
 笑ってこうも話した。
「毎晩何度もだから」
「生々しいですね」
「そう言うと」
「本当に」
「それが男の子でね」
 そしてというのだ。
「男の人よ」
「そうですか」
「毎晩ですか」
「そうするんですね」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「だから同性だけれど」
「私達にも言われたんですか」
「そうしたことに使ってもいいって」
「店長さんの水着姿を」
「そうしても」
「今海にいる子達だってそうよ」
 五人にこうも話した。
「皆女の子、女の人の水着姿見て」
「そうしてですか」
「そうしたことに使ってますか」
「じゃあ私達も」
「若しかしたら」
「そうよ、アイドルが何故水着になるか」 
 店長もこのことを話した、
「言うまでもないでしょ」
「そうしたことに使われる為ですね」
「男の子達に」
「ただ水着になってるだけじゃないですね」
「お肌やスタイル見せるだけじゃないですね」
「それもアイドルの仕事よ」
 明るく澄んだ笑みでの言葉だった。 
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