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八条学園騒動記

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第六百七十八話 従姉と弟と三人でその十

「買おう」
「実は今丁度切らしてるのよ」
 メアリーはスパゲティについて答えた。
「これがね」
「そうだったんだ」
「じゃあまずはね」
「食材を買いに行くんだね」
「そう、そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「作りましょう」
「そうしようね」
「今からね」
「あっ、早速なんだ」
「だってもう少ししたら晩ご飯よ」
 そうした時間だというのだ。
「しかも今日休日だし」
「丁度いいんだね」
「休日だったらね」 
 即ち時間がある日だからだというのだ。
「尚更ね」
「丁度いいんだね」
「だからね」
 それでというのだ。
「今日早速ね」
「カルボナーラ作ってなんだ」
「それで食べましょう」
 今日にというのだ。
「三人で晩ご飯でね」
「それじゃあね」
 トムもそれならと頷いた。
「そうしよう」
「それじゃあね」
「じゃあ戸締りして行こう」
 シッドも言った。
「これからね」
「スーパーまでね」
「商店街でもいいけれどね」
「今日そっちが特価なのよ」
 スーパーの方がというのだ。
「だからね」
「そっちに行くんだ」
「私としてはね」
 メアリーは自分の考えを述べた。
「そうしたいけれど」
「じゃあスーパーに行こうか」
「そうだね」
 シッドは今度はトムの言葉に頷いた。
「メアリーがそう言うなら」
「スーパーがいいね」
「特価は正義よ」
 メアリーは言い切った。
「何と言ってもね」
「安いことはだね」
「それだけでだね」
「そう、正義よ」
 また言うのだった。
「だからね」
「今日はだね」
「スーパーよ」 
 そこに行くというのだ。
「そうするわ、ただね」
「商店街もだね」
「特価とか何かあれば」
 その時はとだ、トムに答えた。
「商店街が正義になるから」
「そっちに行くんだね」
「安いのは正義で」
 そうしてというのだ。
「何かしらのサービスもよ」
「正義だね」
「そして買う方としてはよ」
「正義に行くんだね」
「そうしたものよ」
 まさにというのだ。 
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