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レーヴァティン

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第二百七十話 禍々しさを知りその七

「その時もね」
「戦えて」
「生きられる様にな」
「しておこうね」
「飴も用意させてな」
「戦おうね」
「ああ、そしてだ」
 久志はさらに言った。
「闇や水の属性の武器だと」
「光に土だね」
「あと木だな」
「そうした属性の武器でだね」
「戦おうな」
「そうしたらね」
 淳二は久志の話を聞いて述べた。
「確かにやばい連中だけれど」
「有利に戦えるな」
「そうだよね」
「武具に術をかけると」
 その様にすればというのだ。
「属性も加わるしな」
「それぞれのね」
「だからな」
「光とか土とか木とか」
「そうした属性の術をかけてな」
 武具にというのだ。
「それで兵器にもな」
「同じ様にして」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「あいつ等とな」
「戦っていくね」
「そうしような、術を込めた武具は高いが」
 それでもというのだ。
「かけたならな」
「それが一時的でも」
「属性は宿る」 
 そうなるというのだ。
「だからな」
「そうして戦っていくね」
「ああ、連中とな」
「そうしたこともしていったらね」
 剛は微笑んで話した。
「神様の軍勢でもね」
「有利に戦えるな」
「そうなるね」
 こう言うのだった。
「絶対に」
「そうだよな」
「どんな存在でも無敵か」
「強さのランクはあってもな」
「神様もそうじゃないよ」
「文献を読んだらわかってきたぜ」
 久志は剛にも笑って話した。
「敵の強さもな」
「特徴もね」
「そして弱点もな」
「そう、誰だって弱点はあるよ」
「その通りだな」
「例えだよ」 
 剛は微笑みこうも話した。
「心臓を狙って実はね」
「なかったじゃないよな」
「人間の話だからね」 
 久志に笑って答えた、人間ひいては生きものであるのなら心臓それに脳が存在していることは当然のことだ。
「あるよ」
「そうした話か」
「そう、左胸を攻撃してなくても」
「あれか、右か」
 久志は剛の言いたいことを察してそれでそこだと言った。 
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