ハッピークローバー
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第四十四話 夏休みがはじまってその五
「お客さんにも出すし私達もね」
「いただいていいんですね」
「そちらも」
「そうしてね、それで飲んでいってね」
「わかりました」
「そうさせてもらいます」
五人は店長に笑顔で答えた、そうしてだった。
五人は店に入った、早速アルバイトに入るが。
開店して早々多くの客が来てだ、一華は少し驚いた。
「もう七割方入ってるわね」
「お店の外の席もね」
かな恵はカウンターの中から応えた。
「そうなってるわね」
「まだ開店したばかりなのに」
「もうこれだけ入るなんてね」
「こりゃお昼凄そうね」
「そうよね」
「そう、ここのビーチ人が多いしね」
店長は手早く注文のメニューを作りつつ応えた。
「それと一緒にこのお店もなのよ」
「お客さんが多い」
「そうなんですね」
「そうなの、だからね」
その為にというのだ。
「皆も頑張ってね」
「はい、それじゃあ」
「一生懸命やらせてもらいます」
五人で応えて注文を受けて料理を出す、だが五人は調理はだった。
特にしなかった、それは店長が実に手早くやってだった。
かき氷を作ったりアイスを出すだけだった、それで一華は店長に尋ねた。
「あの、調理は」
「私がやるからね」
今は焼きそばを焼きながら明るく応えてきた。
「任せてね」
「そうですか」
「もうメニューは全部出来るから」
店にあるそれはというのだ。
「だからね」
「それで、ですか」
「任せてね」
「わかりました」
「カレーはね」
「カレーどんどんきますね」
「もう最初にルーを沢山作ってね」
そうしてというのだ。
「ご飯用意しているから」
「だからですか」
「お皿にご飯盛って」
「そこにルーをかけてですね」
「出せるからね」
「すぐですね」
「そちらはお願いね」
「わかりました」
「皆はお掃除と」
店のそれのというのだ。
「食器洗いとね」
「注文を受けてですね」
「出してね」
「それとかき氷ですね」
「かき氷も売れるから」
それでというのだ。
「そちらはお願いね」
「かき氷器で作ってですね」
「シロップをかけて」
そうしてというのだ。
「完成でしょ」
「はい、それで」
「それは簡単にできるから」
だからだというのだ。
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