仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百三十六話 種族を超えてその十五
「戦うのね」
「そうする」
乃木は葵にも答えた、そして。
身体を二つにしてだ、今度は二人で言った。
「こうしてだ」
「二つになったうえでな」
「戦いだ」
「楽しませてもらう」
「その言葉受けたよ」
皆実は二体の乃木に強い声で応えた。
「それならね」
「ああ、やろう」
「今からな」
明と太陽も言う。
「そしてだ」
「勝ってみせる」
「そうです、ここまで苦しい戦いをずっとしてきたのです」
マナも強い声で言う。
「それならです」
「ああ、勝とうな」
「そうしましょう、絶対に」
レンと葵も応えた。
「そしてね」
「人間ってやつを見せてやろうな」
「そう、人間は馬鹿に出来ないよ」
五代も笑顔で言った。
「今からそのことをだよ」
「あいつにですね」
「見せようか」
レンにこう言った。
「皆で」
「はい、そうしましょう」
レンは強い声で応えた。
「それじゃあ」
「俺は今から変身するよ」
「俺達も皆を出します」
「そうしてね」
「一緒に戦いましょう」
「では行くぞ」
一条はライフルを出した、そしてだった。
五代は最強のフォームに変身した、レン達もそれぞれの仲間を出した、そのうえで変身した二体の乃木に応えた。
二体のカッシスワームは強かった、彼等は考え感情もあり。
戦士達を寄せ付けない、だがオラゴンは言った。
「これまでのことを想えばである」
「ああ、何でもないな」
「そうである」
春馬に答えた。
「吾輩はそう思うである」
「同じだ、ならだ」
「このまま皆で戦うである」
「そうしていこう」
「遠慮は無用だ」
ナポレオンは無数の大砲を出してきた。
「これをぶっ放すぞ」
「そうするぜよ、わしもやるぜよ」
龍馬も言ってきた。
「レンと共にぜよ」
「戦ってくれるか」
「当たり前ぜよ」
レンにも笑って返した。
「それならのう」
「ああ、力を合わせてな」
「全力でいくぜよ」
こう話してだった。
皆クウガと共に戦う、そして。
まずは一条が一体狙撃で倒した、一条はここでクウガに言った。
「五代、いいな」
「はい、残る一体はですね」
「お前に任せた」
こう言うのだった。
「だからだ」
「はい、やらせてもらいます」
「宜しく頼むぞ」
「今やります!」
クウガは強い声で応えてだった。
焔を全身にまとった攻撃を繰り出した、この一撃で。
残る一体のカッシスワームを倒した、すると。
二体が一体となり乃木の姿に戻って彼はふらつきつつ言った。
「二体でもか」
「おら様達の勝ちである」
「ああ、そうだな」
レンはオラゴンの言葉に頷いた。
「今ので決まったな」
「間違いないである」
「その通りだ、敗れたからだ」
乃木は二人に応える様にして言った。
「これでだ」
「去るであるか」
「そうするんだな」
「今はな」
「わかったよ、じゃあ見送らせてもらうよ」
変身を解いた五代が応えた。
「そうさせてもらうよ」
「そうか、なら見るといい」
乃木はそれならとだ、五代に返した。
「この最期をな」
「それではね」
「また会おう」
最後にこう言ってだった。
乃木は前から倒れた、そうして爆発の中に消え去った。また一つ強敵との戦いが幕を下ろしたのだった。
第五百三十六話 完
2022・9・15
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