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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十六話 種族を超えてその六

「オルフェノクかどうか以前にな」
「その強さの域がだよな」
「化けものじゃ、相当な強さだぞ」
「こら相当頭と技使わなあかんわ」
 雄大も言ってきた。
「ほんまにな」
「そうだ、かなり強いからな」
 それでとだ、ビーストも話した。
「全員で頭使って戦っていこうな」
「そうですね、しかし薔薇に死角がなくて」
 雄大はローズオルフェノクのその攻撃の話をした。
「ほんま厄介です」
「上から攻めようともです」
 白夜も攻めあぐねている顔だった。
「あの薔薇に防がれますね」
「そうだろ、しなしな」
「それでもですか」
「その薔薇も突き破れるだろ」
 ビーストは白夜に話した。
「そうだろ」
「一点集中攻撃で、ですね」
「それでな」
 まさにその戦術でというのだ。
「ここはな」
「攻めることですか」
「ああ」
 こう言うのだった。
「いまはな」
「そうですか、それでは」
「ああ、晴人達もやってるんだ」
 ウィザードは一輝それにステラと共に正面から接近戦を挑んでいる、ビーストはその彼を見つつ話した。114
「それじゃあ俺達もな」
「薔薇をですね」
「突き破っていくぞ」
「全力で」
「力を合わせてな」
 こう言ってだった。
 ビーストは仲間達と共に薔薇の花吹雪を突き破った攻撃を放った、そうした力を合わせた攻撃を続け。
 次第にローズオルフェノクを追い詰めてだった。
 遂にライダー達は彼が再び薔薇を出そうとしたその一瞬にだった。
 総攻撃を仕掛けた、それを受けてだった。
 ローズオルフェノクの身体に青い炎が宿った、泡沫はそれを見て言った。
「これでかな」
「ああ、終わりだ」
 変身を解いた操真が応えた。
「完全にな」
「そうだよね」
「青い炎が出た」
 それならというのだ。
「オルフェノクの死ぬ証だ」
「その通りです、まさに上の上の戦いでした」
 村上はその青い炎を身体に幾つも出しつつ述べた。
「この私を倒すとは」
「そうですか、それは何よりです」
 一輝は語る村上に応えて述べた。
「僕達も全力で戦った介があります」
「立場が違うのが残念です、ですが」
「これで、ですね」
「私も名残惜しいですが」
 それでもというのだ。
「これでお別れです、ではまたお会いした時に」
「その時にですね」
「再び上の上の戦いを楽しみましょう」
 最後にこの言葉を遺してだった。
 村上は灰となった、そこに無念なものはなかった。
 ろくろはアルビノジョーカーを見てだ、紅緒に言った。
「なあ、確かな」
「私達がこれから戦う相手はだな」
「違う世界で志村さんがだよな」
「入れ替わられたやつだな」
「そうなんだよな」
「聞く限りではそうだな」
 紅緒もそれはと答えた。 
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