仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百三十一話 奇巌山へその五
「こうした時ことね」
「明るくですね」
「変に力が籠ってもよくないからね」
マミにもその顔で話す。
「だからね」
「今はリラックスして」
「戦いに向かおう」
「そうします」
マミも微笑んで応えた。
「津上さんがそう言われるなら」
「それじゃあね、明るい身の回りの話もしながらね」
「明るい話って言えば最近マミさん滅茶苦茶もててるよな」
「そうよね」
さやかは杏子の言葉に応えた。
「月に何度も告白されて」
「凄いよな」
「私そういうこと苦手だから」
マミは二人の言葉に貌を赤くさせ困った顔で応えた。
「どうもね」
「困ってるんだな」
「そうなんですね」
「ええ、告白されても」
実際にそうされてもというのだ。
「経験もないし」
「それね、心衣もね」
心衣も困った顔で言う。
「実は最近同じ歳の子からよ」
「告白受けたの」
「どう返事したらいいかね」
マミに赤くなった顔で答えた。
「困ってるのよ、IQ一万三千でも」
「それでもなのね」
「この答えは出ないわ」
「そこで一度に何人と付き合うと駄目だよ」
宗朗は真顔で言った。
「そんなことしたら刺されるよ」
「あんたが言うと説得力あるな」
啓太も驚くことだった。
「いや、本当にな」
「そうかな」
「ああ、それで首がバッグの中にあるとかな」
「嫌な展開だね」
「けれどそうなる感じでな」
それでというのだ。
「説得力あるぜ」
「そうなんだね」
「それも魂のことだな」
キバット三世が飛びつつ言ってきた。
「やっぱりな」
「それのことかな」
「あんたの魂そっちじゃな」
「そうしたことしていたんだね」
「今も洒落になってねえけどな」
周りの女性陣とのことはというのだ。
「それでもな」
「僕の魂はそっちではなんだ」
「刺される位にな」
そこまでのというのだ。
「とんでもねえことになってるな」
「ううん、僕の魂も色々あるみたいだね」
「あり過ぎかもな」
「何もない奴なんているかよ」
由紀江の左肩から絵馬が言ってきた。
「絶対に何かあるものだよ」
「人はっていうのね」
「そうだよ」
由紀江に応えたということでまた言った。
「だから宗朗さんもな」
「色々あるのね」
「そして俺達もな」
「同じね」
「ああ、魂のことはな」
「それを言うとややこしくなるけれど」
タバサはぽつりと述べた。
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