仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百二十八話 ヒッティーンの血と汗その十四
「レスターは突撃して」
「そしてだな」
「渾身の一撃を。綺凛も」
彼女にも声をかけた。
「一太刀浴びせて」
「わかりました」
「私は銃撃を行うから」
スサノオを見据えて言う。
「宜しく」
「ああ、じゃあな」
「そうして攻めましょう」
「英士郎は二人の援護」
彼にも声をかけた。
「宜しく」
「わかったよ、それじゃあね」
「皆が総攻撃に入るから」
「こちらもね」
「そうする」
「その時が来たわね」
赤城は楽しそうに言ってきた。
「では私達もね」
「やるわ、重桜の力見せてあげるわ」
加賀も続いた。
「今回もね」
「皆の者よいか」
長門が指示を出した。
「これより最後の総攻撃に入る」
「そうするな」
「ライダー諸君もだな」
「その通りだ」
ジャベルが答えた。
「その時が来たのだからな」
「ではだ」
「これからそうしよう、我々は跳び」
「それからだな」
「蹴りを浴びせる、君達はそれに動きを合わせてだ」
「わかっている、蹴りが当たる直前に浴びせる」
総攻撃をとだ、山城は答えた。
「そうする」
「宜しく頼む」
「またしても時が来た」
ビスマルクが構えて来た。
「決めるぞ」
「うん、じゃあそうしよう」
ゴーストも応えてだった。
ライダー達は一斉に跳びそこから急降下蹴りに入る、その直前に戦士達が総攻撃を浴びせそこにだった。
ライダー達の蹴りが入った、これでだった。
スサノオは完全に動きを止めた、そして身体のあちこちから火と煙を出しつつ言った。
「私の負けだ」
「それを認めるんだね」
「如何にも。ではだ」
自分の前にいるゴーストに答えた、そこにいる他のライダー達にも話していた。
「ここは去ろう、そしてだ」
「また次の場所でだね」
「戦おう、一ヶ月後にトラファルガーでだ」
この海でというのだ。
「戦おう」
「今度は海戦か」
「そうだ、趣向を変えてな」
そのうえでとだ、スペクターに答えた。
「そうしよう」
「わかった、ではな」
「また会おう、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「楽しませてもらう」
最後にこう言ってだった。
スサノオは大爆発の中に消えた、これで戦いは終わり。
ライダー達は変身を解いた、だがシブヤとナリタはその瞬間に仙人に言った。
「ちょっと、また早いですよ」
「皆まだ来てないんですよ」
「食べないで下さいよ」
「飲んでも駄目です」
「終わったからいいであろうが」
仙人はオードブルを飲み食いしつつ言い返した。
「もうな」
「皆が来てからです」
「それからですよ」
「どうせすぐではないか」
「でも駄目です」
「待って下さい」
「このおっさんだけはどうしようもねえな」
ユルセンはその仙人の横で言った。
「相変わらずな、何はともあれお前等早く来いよ」
「そうしてだね」
「皆で勝ったお祝いしようぜ」
こう天空寺に言った。
「そうしような」
「うん、今からね」
「ああ、それでな」
そのうえでというのだ。
「飲んで食おうぜ」
「皆でね」
「そういうことだ、おっさんまずは止めろ」
ユルセンは仙人に告げた。
「いいな」
「仕方ないのう」
「仕方ないじゃねえからな、まあ皆こんなどうしようもねえおっさんは放っておいてな」
そうしてというのだ。
「飲んで食おうぜ」
「たこ焼きはあるか」
「あるぜ、どんどん食えよ」
アランにも言った、そうしてだった。
戦士達は今は宴を楽しんだ、そうして勝った喜びを皆で分かち合った。
第五百二十九話 完
2022・7・15
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