星河の覇皇
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第八十二部第四章 破竹の進撃その二十二
「試験通ったら下士官にもなれるしな」
「ちょっと勉強したらな」
「兵士長になって暫くしたらな」
「試験通ればなれてな」
「後は永久就職だよ」
定年までだ、それも相当な不始末を犯さない限りずっといられるというシステムになっているのが連合軍だ。
「そう宣伝に出たな」
「それを見たからな」
「だからな」
「俺達も募集受けてな」
「それで今連合軍にいるからな」
「ここにもいるからな」
「本当に宣伝しないと」
それこそというのだ。
「人も来ない」
「何もならないよな」
「軍隊だってそうで」
「企業なんか遥かにだよな」
「幾らホワイトでいい技術があっても」
そうしたプラス要素があってもというのだ。
「それでもな」
「知られてないとな」
「人も来ないからな」
「そしてものも買わなくてな」
「仕事も依頼しない」
「融資とかの話もな」
こうしたこともというのだ。
「本当に名前が知られてな」
「それでこそだからな」
「それがないと」
「本当にな」
「まさにな」
そこはというのだ。
「企業も知名度で」
「その知名度を上げるのは宣伝で」
「その最高の宣伝がな」
「プロのチーム持つことだな」
「スポーツの」
「オーケストラ持ってるグループもあるけれどな」
八条の実家である八条グループもそうである、他には雅楽の楽団も持っていてそちらの演奏会も行っている。
「それよりもだよな」
「やっぱりスポーツだよな」
「そっちのチームだよな」
「持ってるだけでいつも新聞にテレビにネットにな」
「名前バンバン出てな」
「企業の名前出てな」
「凄い宣伝になるからな」
「もうそれなら」
それこそというのだ。
「多少チーム経営で赤字でもな」
「おつり取れるよな」
「宣伝量と思えば」
「安いものだろうな」
ある程度以上チームの親会社になれる様な力があればというのだ。
「本当にな」
「それじゃあな」
「あの鉄鋼のグループも経営に参加したいよな」
「最低でも星系中に名前が出てな」
「連合中のアメフトファンに名前知られて」
「最高の宣伝になるから」
それだけにというのだ。
「あのグループも経営に参加するな」
「それで元の鉄道会社もな」
「半分になってもな」
「名前はそのままだし」
「悪い条件じゃないな」
「本当にそうだよな」
お互いにとってというのだ。
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