仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百十八話 サラトガの攻防その七
「今じゃこうして一緒だな」
「仲良く戦ってるわね」
「そうよね、ただ考えてみたら」
リカンツはここでこう言った。
「私達戦う理由なかったのよね」
「そう言えばそうだな」
「言われてみるとな」
「俺達戦う理由なかったぞ」
「だって人間とは仲良くやっていきたかったしな」
「最初からな」
「そもそも敵対的な行動してた?」
霞は助っ人に来てからペンギンコマンド達に尋ねた。
「ペンギンさん達って」
「あのダンスでお父さんが倒れたから」
恭子が言ってきた。
「それでなの」
「ううん、けれど世界征服とか人類を滅亡させるとか」
そうしたことはというのだ。
「考えていなかったわね」
「全くな」
「そんなことしてどうなるんだ?」
「一切意味はないだろ」
「命は大切にしないとな」
「人を征服なんてしないぞ」
ペンギンコマンド達が答えた。
「全くな」
「発想の時点でないぞ」
「だから今も友好的にやっているんだ」
「ペンギン帝国は楽しい国だからな」
「そんなことはしないぞ」
「愉快な者達じゃのう」
霞と共に助っ人に来たクロノワールも話した。
「実に」
「楽しいペンギン帝国ですよね」
「全くじゃ」
霞に戦いつつ笑顔で応えた、その魔法はかなりの威力で軽くめぐみんの爆裂魔法に匹敵するだけのものがある。
「こんな楽しい国であるからのう」
「クロノワールさんとしてもですね」
「親しみが持てる」
「そうなんですね」
「わらわも大好きじゃ」
こうも言うのだった。
「実にのう」
「そう言ってくれると嬉しいぞ」
「俺達としてもな」
「そんなクロノワールさんが大好きだぞ」
「これからも仲良くしたいぞ」
「心からな」
「こちらこそな。スケベなところもあるが」
ペンギンコマンド達にこうも話した。
「それもまたよしじゃ」
「けれど触って来ないわね」
霞は彼等のこのことを指摘した。
「私にも他の娘達にも」
「無理強いはしないぞ」
「何があってもな」
「触っていい娘にしか触らないぞ」
「しかも一線は越えないぞ」
「何があってもな」
「そうよね、そんなところもいいわ」
霞はペンギン達に笑顔で応えた。
「だからこれからもね」
「宜しくな」
「一緒に戦っていこうな」
「今回も大変な戦いだがな」
「そうしていこう」
「よし、前に出るぞ」
幸一がダイミダラーの中から言ってきた。
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