ハッピークローバー
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第四十話 期末テストを前にしてその四
「言ってることとかもね」
「出鱈目ね」
「だからね」
それでというのだ。
「学者さんやジャーナリストでも」
「頭がいいとは限らないのね」
「そういうことじゃないの?学校の成績はね」
「頭のいい悪いとは無関係ね」
「そうでしょ」
「ただ赤点取ったら追試あるし最悪留年するから」
一華はこの現実を話した。
「やっぱり成績はいいにね」
「越したことないわね」
「だから勉強しましょう」
「そういうことね」
「ええ、それでテストが終わったら」
一華はそこからのことも話した。
「打ち上げでね」
「遊ぶのね」
「ぱっとね」
それでというのだ。
「遊ぼうね」
「その時は楽しむのね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「結果がよかったら夏休みも気持ちよく迎えられるし」
「今は頑張るべきね」
「そうしたいらなね」
こう富美子に話した。
「やっぱりね」
「それじゃあ今は」
「勉強しよう」
「いい気持ちで夏休みを迎える為にも」
「そうしよう。それに赤点だったら」
一華はその場合も話した。
「追試でそれも駄目だったらね」
「補習ね」
「夏休みがそういうので時間が潰れたら嫌でしょ」
「かなりね。私もその経験はないけれど」
「だったらね」
「今はなのね」
「勉強頑張ろう」
「いい夏休みの為にも」
そのことも考えてというのだ。
「勉強していこう」
「それじゃあね」
富美子も頷いた、実際に彼女も期末テストに向けて勉強を頑張っていった。テスト前の休みに入るとさらにだった。
そちらに励み図書館でも家でも励んだ、それを見てだった。
姉の美奈代は富美子に言った。
「体調管理には気をつけなさいね」
「夜更かしとかして」
「そう、それでテスト当日に身体を壊したら」
そうなればというのだ。
「それだけで駄目だからね」
「体調悪いと成績落ちるのね」
「そうよ、だからね」
それでというのだ。
「テスト前でもね」
「ちゃんと寝ることなのね」
「身体にいいものも食べて飲んでね」
そうもしてというのだ。
「しっかりしてね」
「そうしないと駄目ね」
「私だって気をつけてきたし」
姉は自分のことも話した。
「今だってね」
「体調には気をつけてるの」
「お酒好きだけど毎日飲んでないしね」
「時々位よね」
「飲んだらかなり飲むけれど」
その酒をというのだ。
「そうしたら寝ても眠りが浅いから」
「よくないの」
「だから毎日飲むことはしないのよ」
「時々なのね」
「それで煙草も吸ってないでしょ」
「うち皆吸わないわね」
「煙草は身体に悪いから」
このことはわかっているからだというのだ。
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