仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百十四話 英雄が敗れた地でその一
第五百十四話 英雄が敗れた地で
ワーテルローに着いてだ、海堂はまずはこう言った。
「ここでナポレオンが終わったんだったな」
「忌まわしいことにな」
シャルルが応えた。
「そうなった」
「そうだよな」
「今回奴は決戦だった場所を戦場に選んでいるが」
シャルルはこのことについても言った。
「その場所がだ」
「気に入らないか」
「今回はな」
「言っても仕方ないことですが」
シャルロット=デュノアも困った顔である。
「今回は私達はあまり」
「悪趣味な奴だ」
「全く以てね」
ダルタニャンとジャンヌもいい顔をしていない。
「この様な場所での戦いとは」
「幾ら決戦の地と言ってもな」
「その前にモスクワで負けてないですか?」
歩はナポレオンのモスクワ遠征のことを話した。
「ロシアに」
「それはそうなんだけれど」
シャルロットは困った顔で応えた。
「やっぱりね」
「負けたからなんだ」
「僕達フランス人としては嫌な場所だよ」
「もうスサノオでえっきれえだよ」
他ならぬフランスが一番面白くなさそうであった。
「こんなところを選ぶなんてな」
「あれっ、ここで勝ったらいいだろ」
カイトはフランス達の言葉にこう返した。
「俺達がな」
「そうなるか?」
「そうだろ、俺達はナポレオンとかじゃないからな」
だかららというのだ。
「俺達が勝ったらな」
「それでいいか」
「そうだろ」
フランスに笑って話した。
「だから勝っていこうな」
「そうすればいいか」
「俺達は俺達だよ」
「カイト君の言う通りだね」
木場はカイトのその言葉に頷いた。
「じゃあ俺達はね」
「ここで勝つか」
「そうしようね」
「見ればここも独特の地形だな」
乾は周りを見回して言った。
「丘もあるか」
「この丘に陣を敷けばいい」
草加は冷静に述べた。
「ここはな」
「そうしてか」
「戦うことだ」
こう乾に話した。
「今回はな」
「じゃあそうするか」
「そうだな」
アインズも言ってきた。
「それがいい」
「ワーテルローって地形も使って戦われたからな」
リムルは自分の知識から話した。
「だったらな」
「ここはだな」
「ああ、俺達もそれを使って戦うべきだよ」
リムルは二ノ宮に話した。
「是非な」
「勝ったのは私達だったわね」
クイーンエリザベスはこう言った。
「この世界の」
「ああ、勝ったのは俺だ」
イギリスがクイーンエリザベスに胸を張ってドヤ顔で言ってきた。
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