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キモいワームですが、なにか?

作者:波です
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転生

 俺の名前は荒砂研一。
 只の高校生であった
 なんの取り柄もなくただ、学校へ通うだ
けの日々。

 新鮮な出来事が好きで陰キャだったが
体育祭や文化祭等の行事が好きで周囲から
はいつしか擬似陰キャと、言われるように
なっていった
 その生活に不満などなかった
 満足できる生活であった

 だが、無情にも俺は授業中に何かに殺さ
れた

 気がつくと真っ黒な風景。
 どこを見渡しても変わらない風景
 肉体はある
 まだ、死んではいない
 俺のいる空間は狭く寝返りをする事さえ
赦さぬ圧迫空間

 とにかく出るために足掻く
 驚き半分混乱半分で、
 暴れまわって数分たっただろうか外から
バキッという音がなる

 誰かが助にきてくれたのか!!
 さっさと外に、、

 割れた部分から出ようとしたときだった
 俺は巨大で異形な化け物と目があった

 芋虫のような姿をしており、めや鼻はなく
ぽっかりと大きな口が空いている

 う、うわァァァアァァァ!!?
 キモイキモイキモイキモイ!!
 
 必死にそれ以上退けない空間の中に引っ込
もうとする
 化け物は動くこともせず、キョトンとし
た顔でこちらを見つめていた

 数十分もその状態が続き敵意が無いことに
気付きその殻を出てくる事にした
 
 その化け物は嬉々としたような顔でこち
らに近づく
 正直、まだ慣れないそれもそうだ目の前に
 こんな化け物いたらヤバい

 後ろを振り返ると明らかに卵の殻
 薄茶色が上にかけて薄くグラデーションが
かかっている

 じゃあ、つまりこの化け物が親?
 と、ということはつまり、、、
 目線を下に向ける

 ブヨブヨとした橙色の体
 芋虫のような形状で薄く体毛が生えている
 
 う、、ウワァ、、、まじか
 未確認生物の子供ですかそうですか、、、

 もう一度、前方に目を向ける
 やはり化け物。

 どうやら俺は教室で死んだ。前世の記憶が
あるのが不思議だが、いわゆるこれは異世界転
生。

 周りを見渡す。
 周りは砂岩の壁でおおわれていて洞窟のよう
な場所
 急に親が俺に近づく。

 ど、どど、どうしました!!?お、お母様!!?
い、いやお父様か??

 何もできずに
 大きな口が俺を覆うように飲む
 
 あ、死んd

 外から砂岩を掘り進めている音がする
 気づくと俺は口の中にはいなかった

 ゆ、夢かぁ、、だ、だよな異世界転生し
てるわk、、、

 後ろ振りむくと巨大な親の姿
 辺りは砂漠、、、

  ++++++++++++++++

 拝啓、お父様お母様

 いかがお過ごしでしょうか?
 私は今、、、

 別のお母様に砂の潜りかたを教えても
らっています
 
《熟練度が一定に達しました。スキル『地
竜LV1』が『地竜LV2』になりました》

 うおっ!!?なんじゃこれ
 ち、地竜ぅ??明らかに竜ではないだろう
 せめて俺の状態が分かるものさえあれば

《現在所持スキルポイントは10000です。
スキル『鑑定LV1』をスキルポイント100使
用して取得可能です。取得しますか?》

 y、、yes

《『鑑定LV1』を取得しました。残りスキルポ
イント9900です》
 
 お、おォ、、、なんか凄い
 とりま自分について鑑定する

『地竜 

 名前 メリジュ―ヌ(荒砂研一』

 な、、なるほど?
 い、いやLV1だから

 近くにあった砂岩を鑑定してみる

『岩』

 、、、、は?
 うっそだろお前!!?
 いや、もっとレベルを上げれば、、、

 ウォォォォオオォォ!!!!!!!

 (このあと、めちゃくちゃ鑑定のレ
ベル上げた)


 ++++++++++++++++

 -------残り8400です》

 ふ、フフフ、やっと10まで上げたぞ!!

 レベル、ヨシ!!!

 鑑定!!!!

『地竜 LV1 (メリジュ―ヌ荒砂研一)

ステータス

HP : 389/390(緑)

MP : 400/400(青)

SP : 380/380(黄)

: 369/370(赤)

 

平均攻撃能力:401

平均防御能力:250

平均魔法能力:250

平均抵抗能力:30

平均速度能力:400

 

スキル

「地竜LV2」「鑑定LV10」「デスワーム」

「無音」「n%I=W」

スキルポイント:8400』

 な、長かったぞ!!
 俺はやり遂げたぞ!!!

 ちなみに今はお母様が飯をとりに外へ
出てる

 で、今俺はmy homeの中に籠って鑑
定の結果に興奮していた

 ガッガッガッ!という音がmy homeの
中に反響した

 お!!お母様が帰ってきたのか!!
 ご~は~ん~~

 だが、それは母ではなかった

「いたぞ!!まだちいさいなガキか」

 ------人間、この世界で初めて見た人間。
 鎧を身に纏い手元には血濡れた剣を携え
ている

 俺は血濡れた剣を見て恐怖し何もできずに
捕まってしまった

 尾を捕まれ地面に引きづられながら
俺はなんとか足掻く。

 そして地表にでたころ目の前のものに
絶句した

 血濡れた今世の我が母
 口には羊らしき生き物を咥え倒れふして
いた

 見飽きた筈の人間がこうも怖く感じる

「おい、さっさとこいつ連れて行くぞ」

 俺は鎖で繋がれ檻の中に放り投げられた
 後ろには母の死骸。
 もう、動かない

 あまりにも呆気なさすぎて考えたくもなか
った

 気がつくと辺りは暗くなっており古風な
町が見える
 母の死骸はもうそこにはなく血痕だけが残
っていた

 はっ!!!
 早く早くここから逃げなければ

 己の体についている鎖を噛み続ける

 はやくはやくはやくはやく!!
 逃げないと逃げないと
 壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ
 壊れろ壊れろ壊れろ

《熟練度が一定に達しました。スキル『欲
求LV1』を取得しました。》

 壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ
 壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ
壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ
壊れろ!!!壊れろ!!!壊れろ!!!壊れろ!!!

《熟練度が一定に達しました。スキル『欲
求LV1』が『欲求LV2』に進化しました。》

 はやくはやくはやくはやく早く!!!

《熟練度が一定に達しました。スキル『欲
求LV2』が『欲求LV3』に進化しました。》

 はやくはやくはやくはやくはやくはやく
 はやくはやくはやくはやくはやくはやく
 はやくはやくはやくはやく
 早く!!!!

 命の危機を感じ、半狂乱で鎖をかみ切
ろうとする

 理不尽だ、死にたくもなかったのに
 勝手に呆気なく死に気がつけば砂漠の

 そして今も殺されかけている
 死にたくない。
 また転生できる保障などどこにもないか
らだ
 足掻く。ただ、足掻く

  ++++++++++++++++

 -----がスキル「渇望LV1」に進化しまし
た。》

 昨日、俺は死ぬほど暴れまくった
 結局鎖は切れたが檻はどうにもならなか
った
 昨日と違うとすれば俺を捕まえた奴らの
武器が豪華になっているくらいだろうか
 
 死ぬ気など更々ないが、今は体を休めて
いる

「こいつはどうするか、、。」

「計画で使うからまだ生かしとけ」

 今は死ぬことはない。なら今は対抗でき
る手段を探そう
 母がどこにいるかはわからないがここに
おいていく
 

 
  
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