REVERSION
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第二章
「私達が気付いていないだけで」
「やり直しあるの」
「ひょっとしたらね、世界が滅亡とかして」
「そうなってなの」
「神様が密かにやり直してるとか」
「そういうのはあるの」
「そうかもね、だから出来ないと思っていても」
過去に逆戻りしてのやり直しはというのだ。
「その実はね」
「行われているかも知れないのね」
「人間が出来なくても」
「神様がしているかも知れないのね」
「そうかもね。だから人類は今も続いているのかもね」
神様がやり直しをしていてというのだ。
「ひょっとしたら」
「じゃあ私達最悪の結末を迎えているかも知れないのね」
「私達が知らないうちにね」
「それで神様がやり直してるのね」
「そうかもね、まあそれだったらね」
神様がやり直しているのならというのだ。
「よくない?それで私達の人生がよくなっているかはわからないけれど」
「世界が滅亡していないなら」
「それだけね。どうかしら」
「深いわね。けれど確かに世界が滅亡してないなら」
私にしてもだ。
「それならそれに越したことはないわね」
「そうでしょ、まあ後悔は誰にもあるし」
「それでやり直したいと思っても」
「人間では仕方ないかもね」
「神様がやり直して」
「そこで私達もやり直せていて」
そうしてというのだ。
「最悪の状況よりまだいいならね」
「いいのね」
「そうじゃない?まあこの漫画はまだ続いていてね」
「これからどうなるか」
「それは読んでいこうね」
こう私に言ってだった。
妹は漫画を読んでいった、そして私もそうした。やり直しについて思いながらそうした。
REVERSION 完
2022・4・27
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