オズのボームさん
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第三幕その十二
「コーラも飲みます」
「そうなっているね」
「それどころか昔は生ものは食べなかったのに」
中国ではです。
「お寿司も食べますし」
「中国も他の国と近くなっているね」
「そうですね、そう考えますと」
「お互いがそうなっているね」
「そうですよね」
「それはいいことよ、近かったらお互い行き来しやすいからね」
オズマがにこりとして応えました。
「そしてお互いのことを知ってね」
「楽しめるからね」
「いいことよ、そしてね」
オズマはボームさんに応えてこうも言いました。
「オズの国の中でもね」
「近くなっているね」
「ええ、この都からリンキティンク王の国に行くにしても」
カドリングの端にあるこの国にです。
「もうね」
「すぐにだね」
「行ける様になったわ」
「行こうと思えばね」
「お空から飛行機や飛行船で行ったり」
「鉄道や車でね」
「すぐに行こうと思えば」
それならというのです。
「本当にね」
「すぐにだね」
「行けるわ」
そうだというのです。
「そう思えばね」
「そうなっているね」
「それも高速鉄道を使えば」
「オズの国一周だってね」
「すぐよ、オズの国は大陸だけれど」
まさにそうなっています、実はオズの国はオーストラリアの様に島そのものが大陸になっているのです。
「それでもね」
「その中がね」
「それぞれ近くなっているから」
だからだというのです。
「オズの国の中でもよ」
「相互理解が進んでいるね」
「そうよ、いいことよ」
オズマはにこりと笑ってこうも言いました。
「だからこれからも近くなる様にね」
「していくね」
「そうしていくわ、近くなれば」
「お互いをより理解出来る様になるね」
「そうなるからね」
だからだというのです。
「これからもね」
「政治としてだね」
「そうなる様にしていくわ」
オズマは笑顔のままでした、そしてです。
ボームさんにです、こう言いました。
「貴方が最初に紹介してくれたオズの国のお話の時よりもね」
「オズの国は素敵になっているね」
「そしてこれからもね」
「素敵になっていくね」
「そうなっていくわ」
「そうだね、どんどんね」
「素敵な国になっていくのよ」
笑顔でこう言うのでした、そうして今は晩ご飯を食べてです。
お風呂に入って休みました、皆の楽しい時間はさらに続くのでした。
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