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変態奥さんなのか

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第二章

「暇だとよ」
「ああするのね」
「そうなのよ」
「謎が解けたわ、けれどね」
「変態だって言うのね」
「お姉ちゃんも自分の下着の匂い嗅がれたら思うでしょ」
「旦那ならいいわよ」
 姉は平然として答えた。
「他の人なら即刻警察に通報だけれど」
「私旦那でも怖いわよ、まさかお姉ちゃんにそんな変態趣味あるなんて」「
「そう言うけれど誰でもあるでしょ」
「ないわよ、全く」
 姉の言葉をこう返して否定した、だが。
 後日今度は姉が妹の家に遊びに行くと。 
 同じ様なシチュエーションで妹に寝室を覗くと。
 そこには黒のバニーガール姿の妹がいた、それで事情を聞くと。
「アニメキャラになりきってなの」
「ええ、それで旦那に迫るのが大好きなのよ」
 普通の服に着替えてから姉に一緒にお茶やお菓子を楽しみつつ話した。
「涼宮さんよ、さっきのは」
「アニメキャラって」
「色々有名キャラの服持ってるし旦那も乗るから」
「それでなの」
「今日はこれにしようとか思ってたら」
「あんたそれ変態じゃないの?」
「いや、匂いフェチのお姉ちゃんに言われても」
「キャラなりきりでそうしたことするあんたもでしょ」
 二人で暫く言い合った、だが。
 結局同じという結論に至った、それで二人で話した。
「私達一緒ってことね」
「そうしたことじゃね」
「変態って言われかねない趣味あるのね」
「そうね、じゃあね」
「もうお互いってことで」
「納得するしかないわね」
 姉妹で話した、そしてだった。
 以後二人はこうした話をすることはしなくなった、同じとわかったので。そのうえでそれぞれの夫婦生活を楽しんでいった。


変態奥さんなのか   完


                  2022・9・26 
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