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イベリス

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第六十六話 感染症の怖さその十二

「幾ら味とかよくても」
「不愛想で文句言う様な口調でね」
「睨んだりしてきたら」
「もうそれだけで行きたくなくなるわね」
「本当にね」
「そんなお店には行きたくないし潰れるわよ」
 そうもなるというのだ。
「何でも大阪だと特にね」
「あそこは商売人の街だしね」
「だから接客が悪いと」 
 そうした店員がいる店はというのだ。
「もうそれだけでね」
「潰れるのね」
「大阪ではね、まあ東京でもね」
「そうした店員さんいたら潰れるわね」
「大抵の人が行ったら二度とってなるから」
 だからだというのだ。
「それでよ」
「や東京でも潰れるのね」
「そうなるわ、だから接客もね」
「大事ね」
「そういうことよ。だから私達もね」
「その店員さんだからね」
「だからね」
 それでというのだ。
「注意してね」
「接客していくことね」
「そうしていかないといけないわ」
「いいところは見習う」
「そうよ、それでお昼まではね」
「また泳ぐの?」
「そうしよう、水泳は一番いいスポーツの一つだから」
 愛は咲にこうも話した。
「身体全体を使うね」
「カロリー凄く消費するのよね」
「だからいいのよ。私達あまり運動しないけれど」
 それでもというのだ。
「時々でも遊びながらでも身体動かしたらいいわ」
「運動をしたら」
「そう、カロリー消費になるしね」
「身体動かすこと自体がいいから」
「だからね」
「お昼まではなのね」
「身体動かしましょう」
 咲にあらためて話した。
「泳いで遊んでね」
「ええ、それじゃあね」
「それでお腹も空かせて」
 その様にしてというのだ。
「美味しく食べましょう」
「それじゃあね」
 咲も笑顔で頷いた、そうしてだった。
 アイスを食べた後は二人でまた泳いで遊んだ、そうしてから時間を見て昼食の時間になったところでまたプールから上がったのだった。


第六十六話   完


                 2022・6・8 
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