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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百六話 男湯の方その四

「革命騒ぎでね」
「リストさんにですね」
「匿ってもらって逃がしてもらったから」
「運がいいですね」
「作品の上演も出来たし」
「いや、あんたはな」
「悪運だね」
 マグナとゴードンが言ってきた。
「話聞いてたら」
「結構自業自得だからな」
「借金だってそうだしね」
「革命だってな」
「特にだ」
 レスターもどうかという顔で言ってきた。
「あんたの女性問題はね」
「それも王様に助けてもらったよ」
「話を聞くとな」
「駄目かな」
「酷過ぎるだろ」
 難を逃れたがというのだ。
「幾ら何でも」
「正直最低過ぎるだろ」
 金属バットも同じ顔である。
「聞いていて俺ドン引きしたぞ」
「正直俺もどうかと思うぞ」
 エクボもそうした顔だった。
「お前さん行い酷過ぎるぞ」
「前世の僕だよ」
「前世でもあんただからな」
 このことは変わらないというのだ。
「そういうのから全部難を逃れてるからな」
「僕はなんだ」
「運がいいんじゃなくてな」
 そうでなくというのだ。
「悪運が強いんだ」
「今は問題を起こしていないよ」
「けれど反省してないだろ」
「革命の前に反省は必要かな」
「そういうことだな」
「流石に俺も呆れたぞ」 
 勝己は咎める顔でワーグナーに言った。
「借金踏み倒しまくって女の人ともなんてな」
「全部無理強いはしてないよ」
「それでも酷過ぎるだろ」
 その行いたるやというのだ。
「本当にな」
「どう見ても腐れ外道ですよ」
 信行も言う。
「前世のワーグナーさんは」
「今度そんな行いしたら大変なことになるよ」
 美炭も言うことだった。
「民事でも刑事になるよ」
「そうなるかな」
「間違いなく」 
 こうワーグナーに述べた。
「その時は」
「じゃあ今はしないことだね」
「人のものを取ることは得意でもだね」
「しないことだよ」
「若し取ったら」
「また言うよ、大変なことになるよ」
 さらに言うのだった。
「今回の人生でもね」
「そうならない為にもだね」
「君が幾ら運がよくても難はない方がいいね」
「最初からね」
「それならそうしたことはしないことだよ」
「後々難になる様なことは」
「そうだよ、いいね」
 念押ししている言葉だった。
「このことは」
「そうするよ、これからは」
「難は避けて困難には向かうことだ」 
 巽は笑って言った、風呂の中でもサングラスをかけている。またそのサングラス姿がこの場でも似合っている。 
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