仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百五話 温泉も楽しみその十六
「あんな人はそうはです」
「いないですか」
「そんな特異な人と違ってです」
「私はですか」
「普通に努力して成長していく」
そうしたというのだ。
「立派な人です」
「そうなんですね」
「はい、そして田所さんの成長は」
えりなはこうも言った。
「天道さんのお言葉を拝借すると光速ですね」
「そんなに凄いですか」
「このまま成長を続ければ」
そうした時のことも話した。
「必ず天道さんの様になれます」
「この場合は料理人としてですね」
「そうです、ただ天道さんの個性は」
えりなは彼のことも考えて話した。
「どちらかというと幸平君に近いですが」
「あとカイト君もですね」
このことは刀華が言って来た、胸が湯に浮かんでいるのはえりなも同じだ。
「あの子もあの年齢で」
「素晴らしい大器です」
隆景も真顔で述べた、隣には元春がいる。
「既に大人物です」
「大人になったらどうなるんじゃ」
その元春も言った。
「天道さんみたいになるんかのう」
「そうかも知れないわね」
「ああ、うちの兄様に負けんな」
「そこまでの人になるかも知れないわね」
「わしもカイトは買っちょる」
元春は笑って話した。
「きっと物凄い会社の社長さんになるわ」
「そうね、小学生であの器で成長していけば」
「絶対成長するしのう」
「あの世界で屈指の企業のね」
「トップになるのう」
「天道さんの器は確かに凄い」
バルクホルンが見てもだった。
「そして幸平やカイトもな」
「あの器の大きさ僕達も見習わないとね」
エーリカはこう言った。
「だからバルクホルンも僕が起きなくてもね」
「起こすに決まっているだろう、規律は規律だ」
バルクホルンはエーリカに厳しい声を返した。
「そして部屋もだ」
「片付けないと駄目?」
「また勲章をなくしたな」
「見付けたよ」
「なくすことが問題だ」
「そうかな」
「そうだ、だから部屋を片付けろ」
あくまでこう言うのだった。
「ズボンを穿き忘れることもするな」
「この前忘れていて驚いたわよ」
ルナ=エレガントが言ってきた。
「お尻丸見えだったから」
「その時言われてすぐに穿いたよね」
「というかそんなの忘れないの」
ルナの顔も親権なものだった。
「びっくりするでしょ」
「驚くことかな」
「驚くわよ、というかあんた達ズボンと下着一緒だから」
ウィッチーズはそうだからだというのだ。
「本当に気をつけなさいよ」
「ルナの言う通りよ」
佳乃も真顔で言ってきた。
「本当に気をつけてね、幾ら何でもね」
「ううん、皆厳しいなあ」
「常識を言っているだけだ」
バルクホルンはこめかみをひくひくさせて告げた。
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