| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二千四十話  戦ったから知っている

第二千四十話  戦ったから知っている
 ロシアは日露戦争の時の日本軍にいた白や赤の軍服の人達について妹さんにお話しました。
「強かったよね」
「はい、黒い軍服の人達は弾が当たれば倒れましたが」
 日本軍本来の軍服を着た人達はです。
「白や赤になりますと」
「幾ら弾が当たっても倒れなくてね」
「ここぞという時に出て来て」
「それで僕達をやっつけてたね」
「あれは間違いないです」
 ロシア妹は真剣な顔で断言しました。
「狸です」
「狐君達も出て来ていたみたいだね」
「あの時の日本君の軍隊は不思議だったよ」
 そもそもロシア圧倒的優勢だったのに勝っています。
「士気が桁外れに高かった以外にもね」
「そうした謎の兵隊さん達もおられました」
「僕達は人間だけを相手にしていなかったんだ」
「変化まで相手にしていましたね」
「うん、僕もそうだと思うよ」
「私もです」
 兄妹でお話します。
 このお話は戦ったロシア側からも出ています、日露戦争で狸や狐まで出征していたことは事実かも知れません。


第二千四十話   完


                     2022・8・16
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧