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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 

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第七幕その六

「まさに」
「そうだね」
「まさにその通りだよ」
「中国の場所だけれどそれぞれの国にあって」
「それぞれの国の土壌の影響を受けていて」
「それぞれのお料理の影響を受けるんだね」
「そうだよ、だからラーメンもあるんだ」
 日本で独自の進化を遂げたそれがというのです。
「こうしてね」
「そうなんだね」
「それじゃあだね」
「今から食べるんだね」
「この塩ラーメンも」
「そうしようね」
 笑顔で応えてそうしてでした。
 先生は皆でお料理も楽しみました、その後も中華街でフィールドワークをしていましたがここで、でした。
 ふとです、お土産のお店で奇麗な中華風の扇子を見ました。すると皆は目を輝かせて先生に言いました。
「あれっ、この扇子いいね」
「うん、お洒落な感じがするね」
「それでいて豪華で」
「こうした扇子もいいね」
「日本のものもいいけれど」
「そうだね、ご夫婦にもね」
 先生も言いました。
「いいかもね、ただね」
「ご夫婦がこうしたものをお好きか」
「それが問題だよね」
「どうしても」
「贈りものだから」
「そう、だからね」 
 それでというのです。
「今からお静さんに聞いてみるね」
「それがいいね」
「それじゃあまずはお静さんに聞こう」
「それでご夫婦がお好きなら買おう」
「それでプレゼントに入れましょう」
「時計とね」
 それと合わせてというのです。
「そうしようね」
「うん、それじゃあね」
「早速お静さんに聞こう」
「そうしようね」
「そうするよ」
 こう言って早速でした。
 先生はお静さんにスマートフォンでご夫婦が中華風の扇子がお好きかどうか尋ねました。するとお静さんはこう答えました。
「実はかなりお好きで中華街にもね」
「よく行かれるんだ」
「そうなの」
「そう、だったらね」
「贈りものに入れるのね」
「そうさせてもらうよ」
 お静さんに笑顔で答えました。
「今から買ってね」
「ではお願いするわね」
「是非ね」 
 こうしてでした、先生はご夫婦に扇子をあげることにしましたが。
 ここで、です。先生は青と赤の二つの扇子を手に取りました。
「この二つにしよう」
「青がご主人のものだね」
「赤が奥さんのものね」 
 チープサイドの家族がここで言いました。
「それぞれそうね」
「そうだね」
「青は奇麗なコバルトブルーだね」
 トートーは青い木製の扇子を見て言いました。
「いい色だね」
「それで赤はスカーレッドね」
 ポリネシアも言いました。
「こちらもいいわね」
「似合う色を選ぶ」
 ガブガブはこう言いました。 
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