レーヴァティン
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第二百五十六話 宴を楽しみつつその十五
「野党やマスコミがそうですね」
「知識人の多くもですね」
「よく庶民がどうとか言いますが」
「自分達は違います」
「贅沢と腐敗に耽り」
「実に酷いものですね」
「皇室を見ますと」
順一はこの方々の話もした。
「実に質素です」
「全くです」
謙二もその通りだと答えた。
「明治帝もそうでしたし」
「昭和帝もそして今もですね」
「非常に質素です」
「そうした人達と違って」
「何故か野党や知識人がです」
その知識人達は野党を贔屓する、俗に左翼勢力と呼ばれる者達が日本では贅沢や腐敗に耽っている輩が多いのかも知れない。
「口を開けば庶民と言いますが」
「庶民の為とですね」
「しかし自分達は美食を楽しみ」
「他人がカップラーメンの値段を間違えると言い立て」
「自分達はそもそも食べたことがないです」
「会員制のクラブに平気に行きます」
「三千五百円のカツカレーを食べると文句を言いますが」
こうした話もあった、これをテレビで言うのが日本のマスコミである。
「自分達はいい」
「完全なダブルスタンダードですね」
「全くです」
「そして実はその人の質素なことは言わず」
順一はさらに話した。
「自分達の贅沢はいい」
「実に酷いものです」
「全くですね」
「日本の皇室は贅沢と言うでしょうが」
謙二はチーズを食べながら話した。
「北朝鮮の将軍様には言いません」
「あの国の国家予算の二割が贅沢費でもですね」
「将軍様の為の」
「しかもそれは日本の宮内庁の予算より多い」
「そうであってもです」
謙二はさらに話した。
「そちらには言いません」
「それとこれとは別だと言うか」
「若しくは無視します」
「全くのダブルスタンダードですね」
「これ以上はないまでに醜悪な」
「そして自分達も贅沢三昧です」
「よく見れば着ている服もいいものです」
特に女性議員や女性キャスターはそうであろうか。
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