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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 

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第六幕その二

「他人のせいにして」
「また同じ失敗をするね」
「こんな人はどうしようもないけれど」
「自分の感情は抑えないとね」
「焦って周りが見えなくなって」
 そうなってというのです。
「我も失って取り返しのつかないことをして」
「反省もしないとね」
「それで他の人のせいにするなら」
「もうそうした人はね」
「破滅するわ」
 そうなるというのです。
「間違いなくね」
「そうした人も世の中にはいるね」
「流石にごく稀だけれどね」
「そうした人はどうにもならないね」
「ええ、言っても焦ってそれだから」 
 それ故にというのです。
「もうね」
「破滅してね」
「終わりよ、けれど先生はね」
 あらためて先生のことを言いました。
「絶対に焦らないから」
「いいんだね」
「何でもそれでじっくり考えて選んでだから」
 そうした人だからというのです。
「ここはね」
「じっくり選ぶべきでね」
「先生もそれでいいって頷いてくれたから」
 それでというのです。
「選んでいきましょう」
「そうしようね」
 こうしてさらに選ぶことにしました、そしてです。
 そのうえで、です。先生は神戸の街やインターネットでさらに探すことにしました。それは王子も同じで。
 京都にご公務で行った帰りに先生に言いました。
「いい時計が結構あったよ」
「京都にもなんだ」
「あそこもそうしたハイカラ趣味があるからね」
「そうなんだよね」 
 先生もその通りだと答えました。
「文化の街でね」
「それでだよね」
「そう、それでね」
 その為にというのです。
「明治から外国の文化もね」
「入ってきて」
「根付いていてね」
「それでだね」
「ハイカラなものもね」
「根付いているんだね」
「平安からの文化とね」
 古都のそれにというのです。
「外国の文化もね」
「ある街なんだ」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「そうしたね」
「昔の欧風の置き時計もだね」
「いいものがね」
 まさにというのです。
「あるんだよ」
「そうなんだね」
「そう、だからね」
「京都にも結構あるんだ」
「そうなんだ」
「というかね」
 ここでガブガブが言いました。
「日本人ってそうしたセンスもあるのよね」
「そうそう、時計もね」
 ポリネシアも言いました。
「いいセンスのデザインのものが多いのよ」
「それでそうした時計もあるんだよね」
 ホワイティも言います。 
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