人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
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43話 Extinctionの予感
≪ハイパームテキ!≫
起動ボタンを押したと同時に、無双系主人公のマスコットが描かれたゲームスタート画面が背後に現れる——————————そう、俺の目に映る物は完全勝利の未来だけだ。
証明するんだ————————サウザーを倒すことで!!
「ハイパー大変身!!」
≪パッカーン! ムー!テー!キー!≫
≪ハイパームテキエグゼーイド!!≫
天上にその右腕を突き上げ、黄金のゲーマーが描かれたシルエットを自身の頭上に上げる。次に自分の体に星の塊が脚、胸、腕とくっつき、最後にその仮面を被る。ついにシルエットが頭上から降りて、変身完了。そしてオマケとして十文字の光輪の演出も忘れてはいけない。
「さて.............ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
「!!!」
俺はワープ機能でサウザーの至近距離へと迫って、その顔面にパンチを喰らわせる。不意を疲れたサウザーはその大きすぎる反動に耐えきれずに、数メートル飛ばされる。
今の俺のパンチ力も自分でもわからないくらいの数値になっている。少なくともサウザーの数十倍はあるのではないだろうか。
それだけでも俺の完全勝利のビジョンが現実味を帯びているということがすぐにわかる。ただ自身が無敵であることと、他の人を守り抜けるかという点では全くの別問題である。今回は生身の人間が《《2人》》も守るべき対象にいるというハンデを背負っている。
キースラッシャーをサウザーが受け止められるぐらいの力で、竹割りのようにサウザンドジャッカーに襲いかかる。もちろんその程度の力であるので、受け止められたのだが。
「流石だが......................私もまた成長しているということを忘れてはいないか?」
「もちろん想定内だよ。でも俺だって全てを把握してるわけじゃないんでね。ちょっと小手調べってところさ。」
「そうですか................なら今手に入れた力を存分に振るわせてもらおう!!」
「!!!」
≪JACKING BREAK!≫
突如自身の周りに爆発が起こる。その眩さに反射的に腕を目に当てる。その爆発の衝撃は体幹のしっかりしている俺でも吹き飛ばされそうだ。だがここで倒れれば隙が生まれてしまう。ここは守りの体制を———————
いくらムテキゲーマーでも攻撃を受ける体制でないとぶっ飛ばされる。そしてその時間がロスになってしまう。その間に何か失ってしまうのは——————いやだ。
爆発が止んだところで、キースラッシャーをガンモードに変えて攻撃する。その不意をついた銃弾は見事にヒットする。
しかし、すぐさまジャキングブレイクで魔法陣を形成しその銃弾を反射する。逆に帰ってきた銃弾をアックスモードで切り裂いてことなきを得る。
「あれは...............ウィザードの魔法—————————何でサウザーが.............」
「奴は...........私の魔力を持つ資格そのものを奪った。奴は私が保有していた全ての魔法を指輪を持つ以上は.............厄介になるだろう。」
「魔力を持つ資格って....................アンタまさか!!」
「そうだ———————彼はもはや変身することができない。内浦一の権力者が変身資格......................その統治資格を失ったも同じだ。」
「そんなこと———————絶対に認めない!!!」
≪ジャジャ・ジャ・キーン!≫
ブレードモードに変えて中距離をとって戦う。一閃目は先ほどと同じく上から振り下ろしたので、難なく刀身で受け止められる。だがそれは想定内でだ。
上からの圧力からサウザーを解放して、すれ違い様にその脇腹に一線を喰らわせる。そして振り返ったところでもう一閃喰らわせる。その一閃一閃が黄金の光の軌道を描きながら、その装甲を意味のないものに変えていく。
サウザーも何とか大敗を避けるためなのか、それとも本気で勝てると思っているのか再び斬りかかってくる。振り下ろされるサウザンドジャッカーをショートワープで背後に回って、再び一閃を背中に描く。
サウザーが自身の武器のジャックリングを引こうとしていたのを予め察知して、少し距離を取る————————が、体が引き寄せられる。
「ぐっ———————これは.............引力!?」
「はぁっ!!」
「負けるかぁぁぁぁぁぁ!!!」
刀身から発せられている波動は、データ解析によるとあの力はニュートン魂の引力だ。そしてその力を吸収しているとすれば、当然斥力も使えるとということになる。何度も言うが、ノックバックを受けること自体がムテキゲーマーには弱点となりうるのだ。
それを頭に入れて、その場所からショートワープし、その左側に回って脇腹を攻撃しようとするがそれを察知していたのかそれを受け止め、俺との距離を離す。その時にガシャコンキースラッシャーを何処か遠くへと手放してしまう。
やるな............なら、とっておきの武器を見せてやる!
≪パーフェクトゼクター!≫
「それは————————」
「ふっ.....................行くぞ!!」
クロックアップを超えるスーパースピードでサウザーに気付かれぬ間に腹を斬る。そもそも最初からこのクロックアップスピードを使っておけばいい話だが————————まぁ、大目に見てくれよ?
このパーフェクトゼクターは仮面ライダーカブトの最強武器だ。カブトの力に加えて、他のゼクターを強制的に召喚し必殺を放つことができる。その威力は折り紙付きの物ばかりなのだが、敢えてとっておこうと思う。
とか思っているうちに、もう20連撃ぐらい続いているのだが——————
「はぁはぁ.................」
「さて—————————そろそろ降参した方が身のためだぜ?」
「本当にそうかな...............?」
「———————————!!!」
≪ガンモード! カブトパワー!≫
≪HYPER CANNON!≫
タキオン粒子が深紅の光弾を形成し、パーフェクトの銃口でチャージを始める。そしてそのフルチャージされた光弾を一気に放出する。サウザーにこの光弾が届き———————と思っていた。
≪JACKING BREAK!≫
威力抜群のその光弾は突然サウザーが形成した紫色の魔法陣に吸収される。何で............光弾はどこへ行ったんだ?
瞬時に思考を巡らせたが、途中で黒澤父が俺に警告を発する。
「それは『コネクト』の魔法!今の銃弾がどこかへワープした!!」
「ワープ!?」
「さて............私の目的は君じゃない。」
「まさか!!黒澤!!虎太郎!!!」
虎太郎と黒澤父の背後に紫の魔法陣が現れ、同時に先ほど俺が繰り出した光弾が姿を見せる。黒澤父を抹殺することがサウザーの目的であることをすっかり忘れていた..............くそっ............俺と距離を取っていたことが裏目に出たか————————
だが、事態はより最悪の方向へと動き出す。
突如虎太郎の腰に、暗黒に染まった宝石アマダムが中心となるドライバーが展開される。同時に闇という名の鎧がその肉体と化す。
もう————————言葉に出すだけでは伝えきれない恐怖だ。アークとは人間が今まで感じてきた憎しみや悲しみ、そして嘲笑や狂気などを全て含んでいる。虎太郎の意識はその悪意に心の深層へと追いやられている。すなわちこの状況を見ることしかできないのだ。
そう————————要は、再び始まったのだ。真夜中の悪夢が。
「オイオイ———————お前とんでもないことしてくれたな!!」
「フン..............大歓迎さ。アークは私の物だからね。」
「———————は!?お前!!アークが人類滅亡を目指してるって知ってんのか!?アイツが暴れれば見境なく人を殺すんだぞ!?」
「それで人類が滅亡しようが知ったことではありませんよ。そもそもアークを作り出したのは人間に変わりないのですから!!」
「人ごとみたいに———————!」
もうこの人に何を言っても無駄だ———————そう思わざるを得ない解答だった。そもそも俺個人の感情をぶつけたに過ぎないのだが、仮に皆がそう言ってもこの男は聞く耳を持つことすら考えもしないだろう。
アルティメットクウガは黒澤父を見事に標的から外し、数歩だけ俺たちに向けて歩くかと思うと、暗黒の波動を俺とサウザーのいる道に一振りして放つ。俺の体は県道から外れた森林の中へと再び入ってしまう。
一方のサウザーは見事に真っ直ぐ吹き飛ばされたようだが———————
「ヤベぇ...............何とか止めないと———————」
「才!」
「「「「「「「才君!!」」」」」」
膝をついていた俺のそばに小原魁——————こと仮面ライダーダークキバとAqoursの9人が駆けつける。おそらく俺がバイクを置いて一気に駆け出してから、この9人を守りながらここまで来たのはダークキバだ。
「こいつら全員才の所へ行くって聞かなくて—————————他の軍団はあの3人に任せた。心配ない。」
「才さん!!お父様は————————」
「無事とも言い切れないが—————————命に別状はないはずだ。」
「よかった................」
「虎太郎は?」
「..............今クウガは暴走してるんだ。俺が不甲斐ないばっかりに...................取り敢えずお前らは黒澤父のことを頼む。」
「オイ待てって!」
自然にできた傾斜を登って、再びその県道へと辿り着く。そこで傷が元手で木にもたれかかった黒澤父を俺たちAqoursは見つけるや否や、すぐに介抱に向かう。時間を追うごとにアドレナリンが力を失っていくその体は疲れと痛みに蝕まれているようだ。サウザンドダブルディストラクション———————100万倍を喰らっただけあって、かなりその体力は落ち込んでいる。
「おい!しっかりしろ!!」
「お父さん!!死んじゃダメだよ!?」
「ルビィ、私は大丈夫だ—————————それよりアイツを.............」
「アイツって.............」
「あの仮面ライダーはアークの遠隔操作を受けていると言ったな。なら一刻も早くアイツを封じろ...............そうでないと............もっと大変なことに.................」
「もっと?」
「才、残念だがこいつの言ってることは間違ってない。あの男を助けるのは嫌だが...............行くぞ!」
「ったく................」
ダイヤとルビィの心配そうな表情を跡目に俺たちはサウザーとクウガとの戦いに参戦しなくてはならないのだ—————————元はといえば、全て俺の舐めプから始まった事だ。
サウザーは一方的に虐められていた。今やソーサラーの魔法攻撃も自在に使いこなせ、手数もサウザンドジャッカーで豊富。しかもスペックも異様に高いサウザーが一方的な戦いを展開されているのだ。
その粗暴な——————無慈悲な戦い方はまさしく悪意の塊である存在としては最もらしい戦いだ。ただ拳に暗黒の力が宿っていないだけマシだ。
「やめろ〜!!!!」
「—————————」
近接で苦しめられているサウザーを囮にして、ダークキバは剣型と鞭型に変形する武器 ジャコーダーの鞭でクウガの体を叩く。だがその攻撃は背後からでも全くもって無意味であった。そればかりかこちらに標的が向いてしまい、ダークキバがその拳の餌食となる。
だが《《何故か》》ダークキバに追撃はせずに、後ろからサウザンドジャッカーを振り下ろそうとしていたサウザーの腹にミドルキックを喰らわせて、そちらに標的を変えてしまう。
サウザーが攻撃しようとしても、いとも容易く受け止めて拳を喰らわせる。その一撃一撃に憎しみや嘲笑が含まれていることに忘れてはならない。
このまま傍観しているわけにもいかないので、パーフェクトゼクターガンモードの銃弾をクウガに当てる。カブトパワーの光弾は当たりはしたが、もちろん効果のある反応は見せてくれない。そしてサウザーから俺へと標的を変える。
そこで今から使おうと考えていたザビーゼクターがそのパーフェクトゼクターの先端に縋る。そして照準が定まりやすいように羽がスコープの役割を果たす。
≪ザビーパワー!≫
引き金を引く。すると黄色の光線が銃口から発せられる。先ほどより威力が上がったのか、はたまた相性がいいかは知らないが、先ほどよりは効果があるようだ。
ザビーゼクターはタキオン粒子を直接対象に流し込む事で、原子構造を完全破壊するそうだ。つまり普通のものなら何でも破壊できてしまうのだ。だがクウガの重い黄金の鎧には完全にその能力は今ひとつ発揮しないようだ。ダメージこそ与えてはいるのだが..................
俺は必殺を放とうとしていたが、思考がよぎり、チャージをやめてしまう。
「オイオイ、どうして止めるんだよ。」
「———————クウガの装甲は人体が変化したもの..............生身で必殺を喰らうのと同じなんだよ。通常技で変身解除させないと.................」
「こんな時にそんな心配事できんのはお前だけだよ..............てかお前が攻撃したから来てんじゃねぇかよ。」
「とにかく——————」
≪ソードモード!≫
一種の傲りなのかもしれないが、ソードモードに切り替えてアルティメットクウガの体を斬り裂く。だがその進撃は止まらずに、逆に拳を受けてしまう。ダークキバもジャコーダーを剣型にしてクウガを斬り裂くが、効果も無ければ眼も向けられずに俺に攻撃を仕掛けてくる。
飛んでくる拳をショートワープで避け、その背中を蜂の針で攻撃する。だがそれに気づいたクウガが闇の力で俺を引き寄せる。
引き寄せられたのを利用し、キックでノックバックを受けさせる。そこに邪魔くさいサウザーが乱入して、アルティメットクウガを斬り裂く。
俺よりもサウザーの方が優先順位が高いようで、サウザーが攻撃してくるなり首根っこを掴んで地面に打ち付ける。
俺はサウザーをボコっているクウガの背中を必殺で狙い撃つ。
≪HYPER STING!≫
タキオン粒子を集中させた蜂の針がクウガの背中を襲う。先ほど必殺を打たないと言ったが————————気分屋だから仕方ないね。
もちろん本気で打ってはいない。ただ、銃攻撃よりこっちの攻撃の方がタキオン粒子の量を調整しやすかったからという理由もないことはない。
だが—————————
「えぇ............今の攻撃耐えるの.............」
「——————————」
「うわっ!!」
闇の衝撃波が俺の体を吹き飛ばし、千歌たちが居るところまで吹き飛ばされる。
「才くん!」
「大丈夫ずら!?」
「あぁ..........てかムテキだからダメージも喰らってないから。」
「それにしても——————あんな邪悪なもの..............見た事ない。」
「これが—————闇の力の!!」
「善子ちゃん、冗談言うところじゃないよ。」
「冗談よ!!てかそんな目で見るな!!」
厨二病めいた発言に辛辣かつ白い目で見るルビィ。そりゃそうだ。自分の父親がこんな目に合っていて、しかもこんなカオス状態なのだから冗談を聞く気にすらなれないのも納得できる。
アルティメットクウガ———————果南が形容したように邪悪そのものと言っていいその姿に見たものは戦慄させられる。
「アークは時代を生き抜いた人間たちの蓄積された悪意——————意思を持った太古の人工知能................人類滅亡を果たすまで止まらない。」
「何で———————どうしてそんなに人間が憎いの!?」
「——————————」
「オイ!千歌!今のクウガはアークだ!!やめろ!!」
千歌は俺の前に出て、サウザーに対してタコ殴りをしているクウガ—————もといアークに話しかける。その声に反応したアークは千歌に向かって来る。
ダークキバがクウガを押し返そうとするが、その筋骨隆々とした体を止められるはずもなく、逆にジリジリと押し返して進む。
俺も参戦して————————と思ったところに、声が掛かる。
『調子に乗るなよ———————アーク!!』
「—————————」
サウザーがまるで自身に攻撃の手を向かせようとしているかのように、声を上げる。案の定、その挑発に乗ったアークはサウザーの元に向かう。
サウザーは右側に挿さっているアメイジングコーカサスプログライズキーを取り出す。
≪アメイジングホーン!≫
≪ Progrise key confirmed. Ready to break.≫
「私に————————従え!!!」
「———————————」
≪サウザンドライズ!≫
≪THOUSAND BREAK!≫
サウザーが自身の武器の引き金を引くと、今までサウザンドジャッカーに蓄積されていたデータが具現化される。
もちろんプログライズキーのライダモデルのマンモス、チーター、ホーネット、タイガー、ポーラーベアー、スコーピオン—————————さらにドラゴンをはじめとするUFO・海賊・スマホ・ライト・ロボット・ローズ・オクトパス・ライオン・消防車・キリンフルボトルのデータ。ノブナガ魂・ニュートン魂・ヒミコ魂・リョウマ魂・サンゾウ魂・ゴエモン魂・グリム魂の偉人ゴースト。そしてキバの蝙蝠、仮面ライダーシノビetc...............
文字に表すだけでも嫌になるくらいの数であり、事実、県道がそのモデルで埋め尽くされている。俺は激しい戦いになるだろうと本能的に前に出ていた千歌を後ろに下げ、その動向を見守る。
そして俺はスタンバイしていなかった他のゼクター達に指令をかけて、そのパーフェクトゼクターに虫を留まらせる。
≪カブト・ザビー・ドレイク・サソードパワー!≫
≪ALL ZECTERS COMBINE. ≫
この必殺スタンバイは万が一、仕止めきれなかった場合での保険だが.....................と思っていると、サウザーはその闘志蠢く動物をクウガに向けて放つ。
鎖が解き放たれた動物は一斉に闇に襲いかかる。
ドラゴンの蒼炎、吹雪、ミサイル、炎風、荒波、サメの刃、タコの墨、闇を吹き飛ばすライト、乱れ狂う銃撃に情熱の百花繚乱、マンモスの脚に、猛毒サソリ、蝙蝠の大群————————それぞれが容赦無しに攻撃を全てを飲み込む闇を振り払おうとする。
クウガは暗黒掌波動を放ち、攻撃をされる前に掃討しようとする。だが一方通行的な戦法とあまりの飽和攻撃に、アークルがロボットの拳とスコーピオンの針によってヒビが入り、その隙を全体総攻撃によって—————————闇は消えてしまい、元の変身者へと戻ってしまう..................
「私を散々痛めつけてくれたな———————その痛み、その程度では足りないだろう?」
「ぐっ..................」
「消えろ————————」
「今だ!!!!」
「!?!?!?!?」
≪ MAXIMUM HYPER TYHOON!≫
カブトムシの剛健な角を先端に模した巨大な刃を形成し、10mほど離れたサウザーに振るう。
読み通り、今までの鬱憤を虎太郎にぶつけようとしていたサウザーのためにスタンバイしていて正解だった。サウザーは地球上のすべての物体を消し飛ばせる切れ味を持つこの技になす術なく変身解除—————————どう考えてもオーバーキルなのだが..............こっちの方がカッコいいし、いいだろ?
生身となったサウザーは肌が見え隠れするボロ服で膝をつく。
「————————おのれ..................!」
「ふぅ.................」
「伊口才ァ!!」
「うん———————マジで戦うのやめたら?」
「煽るなァ!!!次こそは.................次こそお前らの希望を根こそぎ奪ってやる——————」
生まれたての小鹿の足取りでこのゲームフィールドから逃げ帰るのであった.......................だが。
『サウザーを倒したくらいでいい気になるな...............伊口才。』
「え?」
Aqoursとのメンバーにできていた溝に《《悪意の塊》》が顕現した————————そんなビジョンが俺の目には映し出されていた。
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