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八条学園騒動記

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第六百六十五話 とんだ迷惑その二

「あの艦は軍司令乗艦です」
「軍の旗艦ですからね」
「ゾロアスター級は」
「だからですね」
「動かすとなると」
「それだけにです」
 軍司令乗艦だけあってというのだ。
「動かすにもです」
「手間がかかりますね」
「現地で」
「そうなりますね」
「どうしても」
「はい、ですが」
 それでもと言うのだった。
「現地、第二軍にはです」
「働いてもらいますね」
「出撃から全て」
「そうしたことを」
「そうしてもらってです」
 そのうえでというのだ。
「戦ってもらいます」
「はい、それでは」
「第二軍に連絡しましょう」
「今から」
「そうします」 
 こう言ってだった。
 八条はすぐに第二軍に連絡をした、すると第二軍司令部は苦々しい顔で話した。
「全く以てですね」
「困りますね」
「急に出撃なぞ」
「しかも相手が天本博士とは」
「迷惑なことです」
「我々も忙しいのですが」
「そこに仕掛けてくるなぞ」
 それこそというのだ。
「あの博士の常ですが」
「迷惑です」
「市民交流の予定があったというのに」
「源義経の艦内での」
 博士が指名してきたゾロアスター級超巨大戦艦のというのだ。
「パーティーの準備を整えていたというのに」
「ビュッフぇでの」
「源義経の給養員が腕によりをかけて作った料理と」
「多くの飲みものを用意していたのに」
「仕方ないですね」
 少将の階級にある者が言ってきた。
「この度は」
「はい、それではですね」
「これからですね」
「博士との戦闘に入りますね」
「そうしますね」
「そうしましょう、市民交流は他の艦にしてもらいましょう」
 代わりにというのだ。
「そうしましょう」
「そうですね、ティアマト級巨大戦艦か基地で、です」
「市民の方々を歓迎してです」
「レセプションを行いましょう」
「そうしましょう」
「連合軍は市民の軍隊です」 
 このことからだ、少将は話した。 
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