ハッピークローバー
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第二十八話 心地よくない朝その七
「そうするものよ」
「襲われるって聞いたらね」
一華は真剣な顔で頷いた、今はベッドに腰掛けて座っている。
「私もね」
「そうするでしょ」
「絶対に嫌よ」
この言葉を心から出した。
「流石に襲われるのは」
「そりゃ大抵の人がそうよ」
富美子もこう返す。
「彼氏とそうしたプレイするなら別でしょうけれど」
「そんなプレイもあるみたいよ」
「そうなのね」
「イメージプレイってのでね」
「ふうん、イメージね」
「それぞれの役になりきって」
そうしてというのだ。
「コスプレもあるしね」
「ああ、コスプレってそうした時にするの」
「アニメキャラとかにもなってね」
そのうえでというのだ。
「やるみたいよ」
「それあるみたいね」
これまで二人の話を聞いているだけだった理虹も言ってきた。
「付き合ってるのね」
「コスプレして」
「それでラブホなんか行ったら」
そうした場所ならというのだ。
「コスチューム用意してるとこもあるみたいよ」
「ラブホにそんなのあるの」
「ラブホって色々サービスあってね」
それでというのだ。
「その中にね」
「コスチュームもあるの」
「それでね」
「コスプレも出来るの」
「実際にアニメキャラのもあって」
「その服着てなの」
「楽しめるらしいわよ」
こう一華に話した。
「実際にね」
「それは知らなかったわ」
「サウナとか露天風呂もあったりね」
そうしたものを備えているホテルもあるのだ。
「他にもね」
「あるのね」
「だから行ってみてもね」
「面白いのね」
「みたいよ、ネットで調べたら」
「それぞれのホテルの」
「そういうサービス書いてあるから」
だからだというのだ。
「実際みたいよ、コスチュームなんか実際に着た人の画像もあるから」
「じゃあ本当にあるのね」
「セーラー服とかブルマとか」
理虹は具体的に話した。
「チャイナドレスとかバニーガールとか水着とか」
「色々あるの」
「それでアニメキャラの衣装もね」
これもというのだ。
「あるのよ」
「色々あるのね」
「ええ、しかしね」
理虹はこうも言った。
「ブルマなんて私穿いたことないわ」
「それ皆じゃない」
一華はブルマと聞いて即座に返した。
「今時ね」
「ブルマなんてないわね」
「そうよ、もう二十世紀ので」
「前の世紀ね」
「私達が産まれる前のものじゃない」
「そうよね」
「だからね」
そうした昔のものだからだというのだ。
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