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おぢばにおかえり

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第七十話 詰所はお家その二十一

「北朝鮮じゃないんだから」
「そうですよね」
「ええ、そんなことして平気なの」
「そんな先生もいるんですよ」
「教育委員会何してるのかしら」
 こうした先生こそどうかするべきです、心から思いました。
「ヤクザ屋さんじゃない」
「それでもそんな先生がいてです」
「その目で見てなのね」
「僕は最初から部活に入らないんです」
「そんな先生例外中の例外だから」
 そんな人がいること自体がです。
「何で一般社会にいるのよ」
「奈良県ではそうみたいですね」
「クビにならないっていうか」
 それ以前にです。
「採用される時点でね」
「おかしいですね」
「ええ、けれどそんな先生そうはいないわよ」
 どう考えてもです。
「極端な例を出されてもね」
「困りますか」
「そうした人見て部活に入らないっていうのは」
「あまりよくないですか」
「そう思うわ」
「僕だって滅茶苦茶殴られたり蹴られたりされたくないです」
 新一君もでした。
「罵られたりとか」
「そこまでいくと虐待ね」
「そんなの受けたくないですから」 
 それでというのです。
「だからです」
「部活には入らないの」
「それで入ったら親とかから辞めるなって言われるとか」
「殴られて蹴られてこいっていうのね」
「自分の子供に」
「それもないから」
 自分の子供に虐待されに行けとかです。 
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