| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百六十七話

                 第四百六十七話  女の子の匂い
 従姉は亜美に女の子の体臭についてさらに話した。
「ほんまきついさかいな」
「女の子の体臭は」
「そやで、そやからな」
 その為にというのだ。
「お風呂はな」
「きちんと入って」
「そうして奇麗にして」
「体臭もせん様にするんやね」
「そやで、さもないとな」
「臭くなるんやね」
「そうなるさかい」
 だからだというのだ。
「パーティーの前は特にな」
「奇麗にせなあかんのやね」
「それで匂いもせん様にするんやで」
「そうするわ」
 亜美もこう約束した。
「女の子の匂いがそこまできついんやったら」
「更衣室なんかでもやで」
「匂いきついん」
「そやねん、スーパーとかやったら」
 そこの更衣室はというのだ。
「ほんまにな」
「匂いきついんやね」
「そやねん」
 実際にというのだ。
「そやさかいな」
「匂いは気をつけるんやね」
「そやから香水も広まってん」
 これもというのだ。
「そやねんで」
「香水も女の人の体臭がきついから」
「広まったんやね」
「そやで、そやからな」
 その為にというのだ。
「女の人の体臭はな」
「ほんまに馬鹿にしたらあかんねんね」
「気をつけて」
 そうしてというのだ。
「お風呂に入って」
「身体洗って湯舟に入って」
「頭も洗ってやで」
「体臭せん様にするんやね」
「そうしてや」
 絶対にと言うのだった。
「ええな」
「そうするわ」
「ほなな」
 従姉は亜美にこう話した、そして亜美もその話を聞いてそれならと頷いたのだった。まだ実感はないがそうしたのだった。


第四百六十七話   完


                 2022・4・28 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧