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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二話 バーベキューだけじゃないその十

「それでな」
「特にね」
「困らないからな」
「いいのよね」
「嫌がらせよりもね」
 ゲルサドラは笑って語った。
「寝る方がいいかな」
「というか悪事をするなら寝た方がましだ」
 パイマンはビールを次から次に飲みつつ話した。
「遥かにな、無論善行の方がいいがな」
「けれどいいこともね」
「何かとである」
「難しいよね」
「うむ、長い目で周りを見てだ」
 そうしてというのだ。
「行うべきだ」
「そうだよね」
「うむ、全くである」
「世の中難しいっす」
 水色のビキニのはじめが言った、胸の大きさが目立っている。
「そこまで考えてっす」
「いいこともしなくてはいけないな」
「そうっすよ」
「人間の世界はな、人間は実に複雑である」
 パイマンは飲みつつ愚痴る様にして言った。
「こうしたことも考えないとである」
「駄目っすから」
「だからである」
 パイマンはさらに言った。
「吾輩はずっと悩んでいるである」
「地球に来てからっすね」
「そしてそれぞれの世界の人間と会ってである」
 そうもしてというのだ。
「尚更である」
「人間の複雑さときたらグル」
 グルも言ってきた。
「確かにグル」
「かなりのものであるな」
「こんなに難しいものはないグル」
「言うなら善悪が共にあるである」
「そうグル」
「極端に邪悪な者もいるであるが」
「その逆に黄金の心の持ち主もいるグル」
 パイマンのその言葉に頷いて述べた。
「そして大抵の奴はグル」
「善悪が半々にである」
「複雑に絡み合っているグル」
「全くである」
「難しく考えることないっすよ」
 はじめは微笑んでこうも言った。
「ありのまま受け入れることっす」
「人間をであるか」
「それでいいグルか」
「そうっすよ」 
 こう言うのだった。
「善でもあり悪でもあるっす」
「そうした存在とであるか」
「受け入れればいいグルか」
「ありのままっす」
 微笑んでこうも言った。
「それでいいっすよ」
「俺もそう思う」
 乾ははじめのその考えに同意の言葉を述べた。
「ありのままでいいんだよ」
「受け入れればであすか」
「乾さんもそう思うグルか」
「他に何か方法あるのかよ」
 乾は自分の言葉に疑問の言葉を述べたパイマンとグルにこう返した、表情にもその言葉にあるものが出ていた。
「人間なんて色々だろ」
「色々な面があるであるか」
「そうだよ、それでいい面もあればな」
 それと共にというのだ。
「悪い面があるだろ」
「その両方を受け入れるであるか」
「そうだよ、それでいいことをしたと思ってもな」
 このことについても言うのだった。 
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