転生とらぶる
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スーパーロボット大戦OGs
0044話
レモンに俺の真実を打ち明けてから2ヶ月余りが経過した。
ヴィンデルは今までのシャドウミラーでの成果が認められて中佐へと昇進したらしい。もっとも、最近の連邦軍の事を憂いてか、あまり嬉しそうには見えなかったが。
前世や転生の事を知ったレモンだが、俺との関係に特に変化はない。
いや、まぁ、その。付き合う事になったというのは変化と言えば変化かもしれない。
ただ、科学者としては当然と言うべきだが、空間倉庫やスライムに強い興味を持っているようで、2人きりになったとしても恋人同士の甘い時間というよりは科学者と被験者のような時間を過ごす事が多かったりする。
特にレモンは空間倉庫よりもスライムの方に夢中なようで、色々と実験を繰り返している。
例えば、どれだけの量を吸収すればスライムの質量が増えるのかや、対象を吸収するのに必要な時間等。
また、ただ実験するだけではなく、スライムをグロウセイヴァーの武器として使うという発想もレモンのものだ。
正直スライムを使った攻撃手段としては、スライムの元ネタFate/Zeroのケイネスのイメージが強かったので生身で使うという先入観があっただけに、目から鱗だった。
ただ、さすがに毎回毎回人目につかないように空間倉庫を展開するというのが大変だと欠点を指摘した所、なんとテスラ研で現在開発中のグルンガスト参式が使う液体金属を使用した刀、参式斬艦刀の技術を流用……という名目でグロウセイヴァーが使用しているレーザー・ブレードをスライム・ブレードに変更してしまった。
もっとも、さすがにスライム・ブレードなんて名前では人目を引くので暫定的に『アダマン・ハルパー』となったが。
理由としては、グロウセイヴァーが装備している追加統合兵装クロノス。そのクロノスが父親である神界の王ウラノスを斬ったのがアダマンタイトの大鎌であった所からとったらしい。
その名称通り、基本状態は大鎌となっている。
だが、外見は大鎌でも中身(?)はスライムなので現在は質量の関係上、近距離限定ではあるがオールレンジ攻撃が可能だし、その鋭さはその辺のPTなんかは抵抗感すらなく切り裂く一品だ。
実際、前回の作戦時にはリオン系列では最も重装甲と言われているバレリオンを一刀で切り裂いたしな。
ちなみにその作戦で敵を2機撃墜し、PPを10P入手したので早速ガンファイトのLVを3に上げておいた。
そんな風になんだかんだで上手くやっている俺とレモンだったが、時流エンジンに関して相談されても俺にはどうしようもないのでラージ達を紹介した。
考えてみれば今まではモントーヤ博士とヴィンデルがやり取りをしていたので、レモンがエクサランスチームと通信越しとは言え、会うのは初めてだった。
最初のうちは、同じ研究者という事もありラージやミズホと専門用語を交えた会話をしていたのだ。
内容自体は難しいものだが、3人とも専門家という事もあり友好的な雰囲気で会話をしていた。
それが一変したのは、モニタの向こうにフィオナとラウルが現れた時だ。
「ラージ、ミズホ。エクサランス・ストライカーのフレームなんだけどもう少し骨太にしないと格闘戦をしている時に破損しちゃうんじゃない? ……って、あら? どちら様?」
「フィ、フィオナさん!?」
慌てた様子のミズホを尻目に、ラージがあっさりと口に出す。
「彼女はレモン・ブロウニング博士。ほら、アクセルさんの話に以前出ていた同僚の方ですよ。僕達と同じく時流エンジンの研究もしているそうで、色々と情報交換やアドバイスをしてもらっている所です。ミズホも会話に参加しているのは、レモン博士は機体開発もしているらしいので、それでですね」
「へ、へぇ。ミズホもねぇ」
ラージの説明にジト目でミズホを見るフィオナ。
「あの、フィオナさん。私は別に、その、あの」
「貴女は? 私の事は知ってるようだけど」
レモンの問いに答えたのは、やはりラージだった。
「彼女はフィオナ・グレーデンといって、僕達エクサランス開発チームのメンバーで、テストパイロットを担当してもらっています」
「あぁ、貴女がフィオナさんね。アクセルから話は聞いてるわ」
フィオナへと視線を向けるレモン。何やら挑発的な目でフィオナの事を見ている。
「へぇ。あたしもレモンさんの事は色々と聞いてますよ? そう、色々と、ね?」
挑発には挑発という事か。レモンへと掛けられた言葉は挑発に満ちていた。
何か、妙に雰囲気が重くなっているような気がする。
実際、モニタの向こう側でもラウルとミズホが額に汗を浮かべながら2人の様子を黙って見守っていた。
……もっともラージは何が起こっているのか分からない様子で戸惑っているが。
最初に口火を切ったのはレモンだった。
「アクセルとは士官学校時代から親交があったそうね?」
「ええ、父さんと文通をしていたのがきっかけで。あら? でもそうなるとアクセルさんとの付き合いはあたしの方が長いって事ですよね?」
口元に笑みを浮かべつつ、何故か勝ち誇るフィオナ。
だが、その得意顔もレモンが口を開くまでだった。
「ええ、そうらしいわね。アクセルからは妹みたいな存在だって聞いてるわ。妹さん?」
「そ、それは以前までの印象でしかないです。それにそういう風に言うならあたしだって聞いてますよ? 良き同僚のレモンさん?」
そう言えば、確かにモントーヤ博士の葬式の時にそんな風にレモンを紹介した覚えがあるな。
だが、それを聞いたレモンは何故か俺の方へと視線を向けてきた。
「へぇ、同僚ねぇ」
「ん? 2人とも、どうしたんです?」
何やら気の毒そうに俺を見ているミズホとラウルをよそに、言葉を挟んできたのはラージだった。
「いえ? 別に何でもないわよ?」
「そうそう。何でもないわ」
そして何故か急に呼吸が合う2人だった。
何となく重苦しい雰囲気が消え去ったのを感じ、モニタの向こう側へと声を掛ける。
「そういえば、機体名はエクサランス・ストライカーで決まったのか? 少し前にラウルからもらったメールには何て名前にするかで迷ってるとか書いてあったが」
「エクサランスが機体名で、ストライカーがフレーム名になっています。つまりエクサランス・ストライカーは地上戦闘用のフレームですね」
レスキューマシンではなくても、自分が開発したからには多少の愛着も湧いたのだろう。ミズホが少し得意そう説明する。
「ストライカーフレームは基本的に格闘戦をメインにしてますから、フィオナさんよりはラウルさんの方が相性がいいんですよね」
「ちなみに他のフレームはどうなっている?」
「そうですね、宇宙用と空中用のフレームをそれぞれ開発中ですがどちらも完成度はまだ10~20%程度です」
「なるほど、そっちはまだまだか」
とまぁ、こんな感じでレモンとフィオナの初対面は終わった。
何故か妙に仲の悪い2人の様子がちょっと気になったが、レモンが時流エンジンの研究もしている以上これから嫌でも関わっていくだろう。そのうちに仲良くなってくれるといいんだが。
後書き
名前:アクセル・アルマー
LV:16
PP:5
格闘:170
射撃:188
技量:180
防御:177
回避:205
命中:227
SP:270
エースボーナス:不明
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:B
宇:A
精神:加速 消費SP4
努力 消費SP8
集中 消費SP16
直撃 消費SP20
???
???
スキル:EXPアップ
SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
念動力 LV.7
アタッカー
ガンファイト LV.3
???
???
???
???
???
???
撃墜数:30
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