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レーヴァティン

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第二百五十一話 蝦夷統一を前にその八

「無理、出来ないではなく」
「どうしたらそう出来るか」
「何処が正しく何処が間違っているか」
「それが重要でな」
「成長します」
「駄目だ出来ないばかり言うとな」
「夢を壊すというかですね」
 そのシリーズが高らかに謳っているがだ。
「嘲笑されるだけですね」
「その本と書いた奴の愚かさが見られてな」
「そうなるだけですね」
「若し頭に竹トンボの様なものを付けて飛びたいならだ」
 ある漫画の代表的な科学の道具である、そのシリーズではあれこれ難癖を今の科学を万能として決め付けて否定しているがだ。
「どうしたら出来るか」
「その小さなものの中にですね」
「何を入れて何を入れないか」
「そう考えてですね」
「実現出来るかどうか考える」
「そうすればですね」
「進歩するが」
 しかしというのだ。
「あのシリーズは只の難癖だ」
「そうした視点が一切ない」
「だから読んでも時間の無駄だ」
「吉本隆明の本と同じですね」
「あの自称思想家の本も同じだ」
 その空想科学のシリーズと、というのだ。
「カルト教団の教祖を最も浄土に近いとまで言った愚か者の本なぞだ」
「そう言う前もですね」
「行きついた先が私利私欲塗れのテロも殺人も酒池肉林も躊躇しない教祖ならだ」
 それこそというのだ。
「たかが知れている」
「何でも最初は何を言っているかわからない文章だったとか」
「そんな文章は何でもない」
「難しい文章を理解出来た自分は頭がいいとはですね」
「ならない、そう思うのは錯覚だ」 
 それに過ぎないというのだ。
「ただ文章力がないか主張に中身がないかだ」
「若しくはその両方ですね」
「そんな文章を書いたこの思想家は偉いともだ」
「なりませんね」
「只訳のわからない文章を書くだけの駄文家だ」
 それが吉本隆明の実態だったというのだ。 
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