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八条学園騒動記

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第六百五十六話 飲み過ぎてその十一

「他のことにエネルギーを使い過ぎだな」
「日本絡みのだな」
「エネルギーは限られている」
「国のそれもな」
「そこまで何でもエネルギーを使うとだ」
 日本絡みのそれでというのだ。
「出生率までだ」
「エネルギーが及ばないな」
「だからお前の言う通りだ」 
 まさにというのだ。
「韓国は日本を忘れるべきだ」
「正常な発展の為には」
「そうだ、そうすればな」
「出生率もだな」
「そこに向けられるエネルギーも出来てな」
 それだけの余力が備わってというのだ。
「そしてだ」
「発展出来るな」
「そうなる」
 こう言うのだった。
「きっとな」
「やはりそうだな」
「人口はだ」 
 タムタムもこの要素を指摘した。
「何と言ってもだ」
「国力の最重要要素だな」
「幾ら個人が豊かでもな」 
 国民所得が高くとも、というのだ。
「人口が少ないとな」
「小国だな」
「都市国家は大国に対することは出来ない」
「歴史的にそうだな」
「だからギシリアの諸都市はマケドニアに呑み込まれた」
 このことをここで言うのだった。
「そうなったな」
「そうそう、大国であることは」
 ロミオも言った。
「国防でも大事だよね」
「その第一だな」 
 タムタムが応えた。
「まさに」
「そうだよね」
「人口が多く技術を備えてしかも豊かならな」
「敵に勝てるね」
「そして呑み込まれない」
「だからだ」
 その為にというのだ。
「エウロパに二度と帝国主義時代の様にされない為にもな」
「連合は巨大でないとね」
「駄目だ」
 まさにというのだった。
「連合は巨大であり続けることだ」
「そうだよね」
「俺達はあの国は基本どうでもいい」
「小さくて技術も遅れていてね」
「遥かに貧しい国なぞな」
「どうでもいいね」
「しかしだ」
 それでもというのだ。 
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