オズのホボ王子
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第二幕その十一
「あの人達のところにもね」
「行くね」
「むしろまずは」
最初にというのです。
「あの人達をだよ」
「誘いたいんだ」
「そう考えているよ」
「それじゃあ今から」
「ウィンキーに行って」
見れば都の西門から出ています、まさにウィンキーに行く場所です。
「そしてね」
「かかしさんや樵さん達にだね」
「お会いしようね」
「それではね」
「よし、行こう」
また言う王子でした、そうしてです。
皆はウィンキーに向かう黄色い煉瓦の道を進んでいきました、道は平坦に整っていてとても歩きやすいです。
その道を歩きつつです、王女は前を見て言いました。
「最初に行くのはかかしさんのお家かしら」
「そうなるよ」
王子が地図を観つつ答えます。
「ここから一番近いのはね」
「かかしさんのお家だからよね」
「うん、最初はね」
「かかしさんね」
「そしてね」
それにというのです。
「かかしさんの後はね」
「樵さんね」
「そうだよ、そこにファイター大尉もおられるなら」
「大尉さんもよね」
「お誘いするよ、そしてね」
さらにというのです。
「ジャックさんもね」
「お誘いをかけるのね」
「そうするよ」
笑顔で言うのでした。
「まずは四人をね」
「誘って」
「そしてね」
それでというのです。
「クマセンターや七人の妖精さんのところにもね」
「行くのね」
「そうしようね、もうオズの国の有名な人達に」
まさにというのです。
「声をかけていくから」
「私にも声をかけてくれたし」
「カエルマンさんにもそうしたいし」
その人にもというのです。
「そこでクッキーさんにも」
「声をかけるのね」
「そうするよ」
「そうしていくのね」
「そしてカドリングでは」
この国ではといいますと。
「ミュージッカーさんだね」
「あの人今カドリングにいるの」
「そうみたいだよ」
この人はというのです。
「だからね」
「あの人も誘いに」
「その為にもね」
「カドリングにもなのね」
「行ってね」
そうしてというのです。
「招待させてもらうよ」
「そうするのね」
「そうだよ、あと実は」
王子はさらに言いました。
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