八条学園騒動記
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第六百五十四話 マッコリにしてもその七
「近代化させていた」
「奪うどころかな」
「その逆だった、破壊もだ」
こちらもというのだ。
「何もだ」
「壊すものがなかったな」
「そうだった」
こうタムタムに話した。
「廃墟の様な国になっていたからな」
「それで近代化した日本にもだな」
「勝てる筈がなく」
そしてというのだ。
「あれこれ揉めてな」
「その揉めたのも李氏朝鮮の問題だな」
「王妃が最低でだ」
閔妃という、韓国以外の国ではこの時代でも悪名高い。私利私欲と謀略のみに生きた悪女と言われえている。
「王様もな」
「最低だったな」
「やること為すこと出鱈目過ぎてな」
そうしてだったというのだ。
「失政が続いてだ」
「その結果だな」
「併合に至った」
「日本に野心はなかったが」
「それでもな」
併合には消極的な人物が多かったという。
「こっちが大ポカをやらかし過ぎてだ」
「その結果だったな」
「日本は併合をする考えは最後の方までなかった」
あくまで消極的だったのだ。
「何もないところを併合すれば負担が大きい」
「それなら併合しない方がいいな」
「そう考えて多くの人がするつもりがなかった」
伊藤博文が有名だが山縣有朋も乗り気ではなかった。
「だから日本側を説得するとな」
「併合されずに済んだな」
「だがそんなことはしないでだ」
閔妃も国王であった高宗もだ。
「ロシアについたり密使事件を起こしたりな」
「信じられないことばかりしたな」
「その結果だ」
まさにそれで、だったのだ。
「そうしてだ」
「併合に至ったな」
「そうなった、それで日本を怨む」
「当時の王様達が酷過ぎただけだね」
ロミオもこのことがわかった。
「あまりにも」
「俺はそう確信している」
洪童は言い切った。
「確かな人材はいてもな」
「使いこなしていなかったんだね」
「そうだった」
「それじゃあ潰れるよね、国も」
「そう思う、まして日本の統治でな」
それでというのだ。
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