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イベリス

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第四十六話 夏服を着てその一

               第四十六話  夏服を着て
 完全に夏服の季節になった、それで咲も半袖になったが。 
 学校で咲はクラスメイト達にこんなことを話した。
「電車の中で何か首筋とか腋に視線感じるけれど」
「あっ、手を上げたらね」
「腋見えるからね」
「あと首筋も露出増えたからね」
「そういうところ好きな人いるし」
「見てくるのよね」
「前は足だけだったけれど」
 短くしているスカートの先を見て話した。
「今は首とか腋もなのよね」
「あとうなじもよ」
「それと胸元」
「あと下着もね」
「生地が薄いからライン見えるわよ」
「あっ、下着ね」 
 咲は特にこれに反応した。
「それもだったわね」
「もう派手な色だと丸見えよね」
「夏のブラウスって生地薄いし」
「しかも色もそうだしね」
「ブラウスの下即ブラだし」
「あとスカートの生地も薄いから」
「すぐにラインも見えるわよ」
「そうよね、中学の時も気にしていたけれど」
 咲はスカートも見ながらグラスメイト達に応えた。
「高校に入るとね」
「尚更よね」
「もっと気になるわよね」
「電車とかに乗って外にいる時も多いし」
「学校でも征服の時が多いしね」
「中学だとすぐにジャージになったけれど」
 それがというのだ。
「今はね」
「体育の時以外制服だからね」
「もうほぼね」
「そうした状況だから」
「それじゃあね」
「余計に気になるわよね」
「そうなのよね、だからね」
 それでというのだ。
「私も気をつけてるわ」
「見えない様にね」
「腋も首筋も胸元もで」
「下着の色やラインもね」
「気を付けないとね」
「私今は下着ライトブルーなのよ」
 咲はここで自分の下着のことを話した。
「フリル付きのね」
「ああ、可愛い感じね」
「そういうのにしたのね」
「そうなの、この色ならね」 
 ライトブルーならというのだ。
「目立たないでしょ」
「そうよね、白とかそうした色はね」
「確かにそうよね」
「夏でも透けないわ」
「目立たないわ」
「そうよね、ただ透けるのは」
 これはというのだ。
「中々難しいわね」
「どうしてもね」
「透ける時あるわよね」
「ラインがはっきり出なくても」
「夏はね」
「そこ何とかならないかしらね」
 クラスメイト達に腕を組んで首を傾げさせて言った。
「本当に」
「難しいところね」
「ブラの上にもう一着着ればいいけれど」
「それでもね」
「そうすると暑いのよね」
「だからね」
 それでというのだ。 
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