仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百九十二話 地獄の訓練その十二
「そうだな」
「色々な目に遭うがな」
「最後は何とかだな」
「乗り越えている」
「そして不幸はだな」
「そっちからやって来る」
「だからこの世界にも来たな、しかしだ」
それでもとだ、アランは二ノ宮に話した。
「貴方をこの世界に連れて来たのはおそらくスサノオではない」
「やはりそうか」
「スサノオはこの世界での貴方を見て仕掛けた」
そうしてきたというのだ。
「それでだ」
「あの時はだな」
「別の何かがな」
「俺をこの世界に連れて来たか」
「そうだと思う」
「だろうな、俺もそう思う」
クルツも言ってきた。
「社長をこの世界に連れて来たのはな」
「スサノオじゃないな」
「スサノオが俺達を知ったのはその後だ」
「スサノオは人間を見るっていうわね」
ミルダも考える顔で述べた。
「ならこの世界での社長と私達を見て」
「そうしてだな」
「仕掛けてきのよ
「それで納得がいくな」
エルマンも言った。
「スサノオの公道は」
「最初の俺はか」
「見ても興味が湧かなかったかと」
「ネオニートを実現して終わりなら」
ガドインもそれならと話した。
「もう仕掛ける意味もない」
「スサノオはそうみなすか」
「そうだと思う、俺も」
「そうですな」
御成も述べた。
「スサノオはそこで仕掛けません」
「俺がネオニート生活を実現したところでか」
「見てもそれで終わりです」
「仕掛けないか」
「人間が必死に動き」
「自分を凌駕するまでの力を見たいからか」
「ですから」
そうした考えの持ち主だからだというのだ。
「そこで、です」
「何もしないか」
「ネオニート実現で終わりなら」
「あんた達が言う不労所得者になっただけならか」
「途中では仕掛けても」
それでもというのだ。
「その状況で仕掛けたりはしませんぞ」
「やはりそうか」
「ですから」
それでというのだ。
「あの神はです」
「あの時は仕掛けていないな」
「アラン殿の言われる通りですぞ」
「別のそうした存在がか」
「二ノ宮殿をこの世界に連れて来まして」
「未来にもか」
「そうかと」
こう話した。
「やはり」
「そういうことだな、やはり」
「拙僧もそう思います」
「何かというと」
「はた迷惑な存在だけれどそうだね」
ワニベも述べた。
「スサノオは」
「仕掛ける相手を見るか」
「どう見ても人間が見たくてね」
「仕掛けて来るからか」
「その頃の二ノ宮君には興味も湧かなかったとね」
「お前も思うか」
「うん、僕もね」
実際にというのだ。
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