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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百九十一話 迷宮カンパニーからその九

「本当にいよいよな」
「私達の世界に戻るのね」
「ライダーの人達と一緒にな」
「裏庭ならわかる」
 ジャベルが答えた。
「我々の家でもあるしな」
「そう。それじゃあ」
「今から共に行こう」
 ジャベルの言葉に皆頷き立ち上がった、そうして。
 裏庭に行くと高層ビルを全てオフィスにしている企業の入り口を思わせるガラスの門があった、回りもビルの一部そっくりだ。
 その門の前に来てだ、アランは言った。
「では今から行こう」
「この門を潜ったらすぐだよ」
 ワニベがそのアランに話した。
「僕達のオフィスに出るから」
「そうすればか」
「丁度社長室のあるフロアでね」
「主な連中は今社長室にいる」
 二ノ宮も言ってきた。
「俺の部屋にな」
「なら話が早いな」
「ああ、行くぞ」
 二ノ宮は自分が門を開けてそうして真っ先に潜った、他の面々も彼に続いて潜ってその向こうに行った。すると。
 そこは明らかに企業のオフィスのフロアーだった、御成はその中を見回して言った。
「いや、完全にです」
「私達の世界と同じね」
「そうですな」
 アカリにも応えた。
「どう見ても」
「そうよね」
「だからやりやすい部分は多い」
 二ノ宮は御成達に答えた。
「何かとな」
「やはりそうですか」
「勿論違う部分もあるがな」
 それでもというのだ。
「同じ部分が多いならな」
「左様ですな」
「やりやすい部分も多いわね」
「ああ、それでここだ」
 二ノ宮は自分の右手のドアを指差して言った。
「ここが社長室、俺の部屋でだ」
「ここにだね」
「今スサノオと関わっている連中が集まっている」
 そうなっているというのだ。
「その連中とまた話そう」
「わかったわ、じゃあね」
「今から入るぞ」 
 アカリに言ってだった。
 一行はここでも二ノ宮に案内されて入った、すると現代的な社長室と言うしかない場所のソファーのところにだった。
 多くの面々がいた、まずは妖艶な感じの紫の長い髪の女が言ってきた。
「戻ってこられましたか」
「この通りな」
 二ノ宮は女に答えた。
「戻って来た」
「そしてご一緒の方々が」
「仮面ライダーだ」
「左様ですね、皆さんはじめまして」
 女はライダー達に挨拶をした。
「私は迷宮蟻の女王です」
「迷宮蟻Aです」
 隣にいる人程の大きさの蟻も言ってきた。
「宜しくです」
「蟻っていうと」
「はい、この通りです」
 女王はスーツ姿から蟻と人間の間の子の様な姿になって話した。
「蟻の姿にもです」
「なれるんだね」
「戻るといいますか」
「そうなんだね」
「左様です」
「キノウ=シアです」
 青いショートヘアで明るい顔立ちで胸の大きい鎧と動きやすい服装を身に着けた女も名乗って挨拶をしてきた。 
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