八条学園騒動記
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第六百五十一話 サウナの話その八
「お湯のお風呂は揉めてるらしいけれど」
「そっちはそうなんだ」
「そうなっているんだ」
「ハンガリーとチェコ、それでイタリアでね」
それぞれの国でというのだ。
「争ってるらしいわ」
「そうなんだ」
「あっちじゃそうなんだ」
「連合じゃお湯の方は皆誰もが入っているから」
「盟主とか言わないね」
「正直言って」
「サウナは文化的にフィンランドとロシアがそれぞれ発祥だから」
だからだというのだ。
「揉めてるけれどね」
「お湯だとね」
「昔から誰でも入ってるしね」
「もう起源とかね」
「言わないね」
「温泉なんてね」
それこそというのだ。
「何処でもあるでしょ」
「日本は温泉大国だけれどね」
「他の国も同じだしね」
「だからね」
それでというのだ。
「お湯については言わないわね」
「全くね」
「そっちは」
「どの国もあるから」
「湯舟は」
「今もそうだけれど昔もシャワーはあって」
手軽なそちらもというのだ。
「それで済ませる人もいるわね」
「うん、夏とかね」
「特にそれで済ませる人多いね」
「湯舟に浸からずに」
「それで奇麗にして終わりって人が」
「私は違うけれどね」
カトリはここでこう言った。
「サウナには夏でも入るしお湯にもね」
「入るね」
「そうしてるね」
「疲れが物凄く取れるから」
サウナや湯舟を利用すると、というのだ。実際に温泉で肩凝りや腰痛を治すやり方も存在している。
「だからね」
「カトリは夏でもだね」
「お風呂に入ってるね」
「シャワーじゃなくて」
「サウナや湯舟にもね」
「そうしているわ、けれどシャワーの人もいるわね」
二人にあらためて話した。
「そうね、けれどお風呂に入る人もいて」
「どの国でもでね」
「お湯はそうで」
「もうどの国が起源とか」
「言えないね」
「ちょっとね」
こう話した。
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