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ハッピークローバー

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第十四話 話をしてその七

「それで本も読んでネットのサイトもね」
「見てるのね」
「そうなんだ」
「ああいうの見ても面白いわよね」
「そうだよね」
「オーストラリアの娘が友達にいて、キャサリンっていうんだけれど」
 一華は友達の話もした。
「この娘オーストラリアのUMAのことよく知ってるのよ」
「あそこそうした話多いよね」
「だからね」
 それでというのだ。
「よく知ってるのよ」
「そういえばあそこは」
「そうした話多いでしょ」
「ヨーウィとかね」
 謎の猿人だ、広い大陸にはこうした生きものもいるというのだ。
「あと巨大な鳥とか鮫とか」
「海蛇とかね」
「そうした話多いよね」
「それでタスマニア島には」
 オーストラリア大陸南端のこの島にはというのだ。
「まだフクロオオカミいるってね」
「言われてるね」
「知ってるのね」
「俺いるってね」
 達川は熱い声で話した。
「思ってるよ」
「絶滅してないって」
「草原にカメラ置いていたら映ったんだよね」
「そうらしいわね」
「だったらね」
 それならというのだ。
「まだだよ」
「フクロオオカミいるわね」
「そう思うよ、他のUMAもね」
「いるわね」
「あそこ広いから」
 島自体が大陸と言われるまでにだ。
「それで人口も少ないし」
「三千万位よね」
「広いけれど」
 大陸と呼ばれるまでにだ。
「けれどね」
「人は少ないから」
「だからね」
 それでというのだ。
「発見されていない生きものもね」
「多いわね」
「だからね」 
 それでというのだ。
「まだ発見されていない生きものも多い筈よ」
「そうよね」
 一華もそれはと頷いた。
「絶対に」
「日本にもそうしたお話多いし」
「そうそう、日本だってね」 
 達川もその通りだと応えた、自分達が暮らしている国のそうした話についても詳しいことが伺えた。 
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