| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生とめでたい幽霊

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七幕その八

「藤山寛美さんや横山やすしさんもだよ」
「皆大阪にいた」
「大阪で生まれ育って暮らしていて」
「大阪で活動していたんだね」
「そうだよ、上方文化って言われているけれど」
 その中でというのです。
「皆いたんだ、藤田まことさんは東京生まれだけれど」
「ああ、俳優さんの」
「あの人も大阪だったんだ」
「大阪で暮らしていたんだ」
「それでところてんもね」
 この食べものもというのです。
「黒蜜だけだと思っていたんだ」
「関西だとそうなんだよね」
「ところてんって黒蜜なんだよね」
「ところが他の地域だと三杯酢で」
「関西独特だね」
「あれは元々葛切りの代わりだったんだ」
 関西のところてんはというのです。
「それで黒蜜だったんだ」
「それで藤田まことさんもだったんだ」
「ところてんは黒蜜」
「そうだったのね」
「それである時三杯酢のところてんを食べてね」
 そうしてというのです。
「腐ってるって驚いたんだ」
「ところてんは黒蜜って思ってて」
「それで三杯酢だったから」
「酸っぱくて腐ってると思ったんだね」
「そういうことよね」
「そうだよ、そして織田作さんにしても」
 この人もというのです。
「間違いなくだよ」
「ところてんは黒蜜だった」
「大阪の人だから」
「それでだね」
「間違いないね」
「そうだよ、もうそのことはね」
 まさにというのです。
「確実だよ」
「大阪の人だったらね」
「ところてんは黒蜜」
「藤田まことさんもそうだったし」
「他の人も」
「同じだよ、それと納豆は」
 この食べものはといいますと。
「関西ではずっと甘納豆だけだったよ」
「あの糸を引いた納豆じゃなくて」
「甘納豆だけで」
「お菓子と思っていたんだね」
「ずっと納豆はね」
 さらにお話する先生でした。
「関西じゃ嫌われていたね」
「今じゃ結構普通に食べてるね」
「僕達もそうだし」
「最初お話を聞いて知っていて」
「見た時これがって思って」
「確かに匂いは凄いけれど」
「食べてみると美味しいね」
 これがというのです。
「そうだね」
「うん、そうだよね」
「ご飯に凄く合うんだよね」
「身体にもいいし」
「いい食べものよね」
「それでも関西ではね」
 勿論大阪でもです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧